589.言葉は生命体
 言葉は意味を持っていますし力も持っています。病気と闘っている時には、良薬と同じくらいかそれ以上に言葉は最良の薬になります。闘病生活を続けているTさん。みなさんから励ましの言葉が届けられています。Tさんのところに届けられたメッセージには確かに力があります。是非、みなさんが記した力溢れる言葉を感じて下さい。

「病気に負けるな」
「大きな笑い声。みんな待っています」
「みんな応援しています。ゆっくり治療して、いっぱい元気になって下さい」
「しあわせは いつも自分の心が決める。私の好きな言葉です」
「笑顔で帰ってくるのを待っています」
「負けんな 病ら、いてまえ。まだ呑みに行ってへんぞ」
「大丈夫。大丈夫。大丈夫。大丈夫。大丈夫。」
「少し休もう」
「絶対 良くなります」
「病気に負けたらアカン ガンバレ」
「早く元気になって下さい」
「がんばれ ふんばれ」
「負けるな ファイト」
「楽勝ですよ」
「病気に負けないで下さい。元気な顔を見せて下さい」
「不屈の精神で病を吹き飛ばして下さい」
「英知を磨くのは何のため 君よ それを忘れるな」
「コーヒー飲みにいこう」
「一緒に仕事が出来る日を楽しみにしています」

 これらの励ましの言葉は、平時には何も感じない言葉かも知れませんが、病気と闘っている時には、一つひとつが意味を持つ言葉となり勇気を与えてくれるようです。
 普段使っている「がんばれ」と癌に負けないように懸命に闘っている時の「がんばれ」の言葉の持つ意味は全く違うことに気付きます。気持で頑張っている時に、自分の行為を後押ししてくれるような「がんばれ」は心強い応援団になってくれます。

 心と言葉が一致していることで、言葉は真の心を表すことになりますし、生命体となるのです。生命を持った言葉は、生命に活力を与えてくれるのは必然です。
 元気な生命体となった言葉が心に入ってくると、きっと体内に巣作っている癌を退治してくれる筈です。薬も体に沁み入るのでしょうが、素晴らしい励ましの言葉は心に沁み入ってくれます。心が元気になれば、少し遅れて体は元気に向かいます。

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