友人がその友人を連れて訪ねてくれました。本日の懇談のことを約束したのは今から二週間前。その時、予定を見るとなかなか空いた時間がなかったのですが「空いた時間ができる時で良いですよ」との問い掛けに、本日の午前11時に会うことを約束しました。
中国で教わった諺、「人の友人もまた友人である」素晴らしい友人が訪ねてくれたことに感謝するばかりです。良い友人との話し合いは、目の前にある出来事を全て意味のあるものに変えてくれます。そして異分野の人と会うことは自分の周囲に化学変化を起こさせてくれます。違う分野の仕事をしている人に接点ができると、ふたつの速度がぶつかりあって、より速く、より高く、そしてより広く、行動する速度を加速させてくれるのです。
加速はエネルギーを増してくれますから、仕事の早さも質も異質化させてくれる要素を持っています。利点を挙げると、加速は到着地への到達時間を早めてくれます。間違えても乗り換える時間の余裕があります。高速で行動すると低速のものをゆっくりと眺めることができます。お互いの速度の速さと向きが同じようなものであれば、仕事での利点が多くなります。
そうです。加速度は仕事の価値を増してくれるものです。競合他社よりも仕事の早い仕上がりは、仕上がった資料と仕事の価値を増してくれます。一日早い情報と一日遅れの情報では、前者に価値があることは明らかです。速度は価値を生み出してくれるのです。
それにしても友人との出会いは不思議です。友人Tさんが本日会った新しい友人達の会社の敷地でパーティをしていた時に、思いついて電話をしてくれたのが二週間前のことでした。「この二組の人を会わせたら面白いことになるかも」と思ったのがきっかけです。人はインターネットなどで調査することができますが、その人柄や性質は会ってみないと分かりません。人と会った時の雰囲気と印象が今後を占う決め手です。
再び会ってみたいと思わせる人は一概には括れませんが、暖かさと優しさで包み込んでくれる大きさのある人、笑顔と元気を発散させていて分け与えてくれる人、ゆったりとした時間を感じられるのに気がつくと1時間があっという間に経過しているような人、などを挙げたいと思います。
これらの人と会う機会が訪れたら幸運が舞い込んできてくれたようなものです。混ざることのないそれぞれの原色も見事なものですが、どんな色に変化するのか分からない混ざり合いもこれからの期待があって楽しみです。
早速効果が表れました。社会人に向かう高校生への教育の必要性は一致したので、環境やエネルギー問題に関する教育機会を提供することで協議することにしたことや、県議会終了後に「議会がよく分かる県議会報告」会を開催することになりました。お互いの知らない分野の意見交換を行うことで、自らの事業や専門性の幅が広がります。
速度が行動を変えるのです。
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