ジャーナリストとホームページに関する会話です。
「ホームページが充実していますね。なぜ日々の活動まで公開しているのですか」
「今まで、知っている地方議員があまりいなかったのが原因かも知れませんが、議員さんの日々どのような活動をしているのか、または物事に直面した時に考え方を知る機会はありませんでした。地方議員が日々どのような活動をしているのか、或いは課題に直面した時の考え方などを出来るだけ公開することで、活動全般を知っていただけるように心掛けています」
「ホームページを作っている地方議員は少ないですよね」
「ホームページを持っていてもいなくても関係はないです。まだスタンダードではないですからね。ただ誰かが取り組むことによって、今まではしなくても良かったことでも、それ以降はそれがスタンダードになることがあります。情報公開の手段としてインターネットは優れていますし、若い人たちは情報を獲得するためにインターネットを活用するのはもう常識になっています」
「素材はどうしているの」
「その日の出来事の内、特に印象深かったものや皆さんに伝えたい事項、自分の価値観を表現できる項目を選定しています。単に、どこへ行って何をしたという日記風にしあげたら地方議員の活動報告として意味はありません。活動の中で自分の考え方や価値観を文章で表現できないと本質は分かっていただけません」
「毎日のことですが書くことに困りませんか」
「活動していると書くことに困ることはありません。それに文章を書くことは苦にならないタイプですから」
「活動報告する意味はありますか」
「まず、毎日何の活動をしているのか知っていただけるだけでも意味があると思います。
この活動報告に意味があるかないかは分かりません。大切なことは、意味がないからやらないでは、何も変化は起きないということです。やってみないと決して周囲に影響を与えられません。それ以上にこれをやったらこうなると分からないからこそ、やってみる価値はあります。5足す5は10など算数の計算みたいに、あらかじめ結果が分かっていることは、自分がしなくても良いことですから。
単に議員活動は大変だなどではなく、それぞれの持ち場でやる気をつかんでくれる、或いは何か行動をするきっかけになってくれたら、それだけで嬉しいことです。活動報告の意味は周囲で評価してくれると思います」
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