コラム
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2011/8/22
875    笑顔の効用

「日本中を笑顔にしたい」。そんな活動をしているのが笑顔教室を主宰している橋本明子さんです。橋本さんの笑顔研修会に参加して、学ばせてもらいました。笑顔になる以前に必要なこと。夢の力を信じることについて学びがありました。

まず今よりもちょっとだけ良くなりたいと思うことがあれば、想像力の枠を取り払うことがお勧めです。想像力の枠を取り払う手順を紹介します。

ひとつ。魔法使いが現れて、夢を適えてくれると言ってくれました。自分の夢を書き出してみることです。何項目か夢を書き出せたらそれでオッケーです。

ふたつ。何かを始める時に気になる10人を書き出します。自分がやりたいことに関して話をしておきたい人など10人を洗い出します。

この気になる10人は、10年後のあなたの姿を現しています。10年後の考え方の平均値がこの10人です。10年後の仕事の能力もこの10人の平均となります。そして10年後の年収もこの10人の平均値となります。自分が気になる人は10年後の自分の姿なのです。

そこで三つ目です。10年後の自分の姿を想像するに当たって、最初に書き出した10人以外に気になる人があれば10人を書き出します。最初の10人でも構いませんし、何人か入れ替えても大丈夫です。そして憧れている外国の人や歴史上の人物でも構いません。坂本龍馬やリンカーンが登場してきても良いのです。

四つ目。この気になる10人の共通点を探し、書き出します。例えば、国民のために役立っている。周囲の人に親切にしている。行動力がある。優しく人に接している、などです。

五つ目。そして最後に11人目を書き出します。超絶の自分ってどんな姿なのかを想像して11人目の人物を書き出します。その11人目がなりたい自分の姿なのです。

そしてなりたい自分が見つかったら、今日からそのフリをします。2ヶ月か3ヶ月すれば、自分がその人になっているのです。勿論、真剣にフリをすることが条件で、迷っていたり考えていてはその人物になりません。

人にはメンタルブロックという壁があります。自分がいて居心地の良い状態から抜け出そうとすると、メンタルブロックが遮り、自分が安心できるゾーンに引き戻そうとします。これを恒常性と言いますが、今までの自分の状態が快適な状態なのです。快適な状態から抜け出すためには、理想を描き、そこに到達する想像力が必要です。恒常性を超えて違うステージに上るイメージを持つことです。一度、高いステージに上ると、そこが恒常性を持つステージになります。そうすれば、そこが居心地の良い状態、つまり安心できるゾーンとなります。

その理想のステージに行かずにいられない。そんな力を持って行動すること、それが幸せな人生なのです。夢を適える過程が幸せの道なのです。幸せになるためには自分の器を大きしないとなれないことに気づく時がきます。器を大きくするのも人生のテーマであり、そのためにもメンタルブロックを突き破って、理想のステージに立てるように行動することです。高いステージが安心できる場所になれるように想像することです。