コラム
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2011/5/16
869    一日一回の笑顔

素敵な話を聞いて下さい。和歌川町に住む80歳を越えたおばあさんの話です。平成23年3月に訪問した時に「あなたの顔を見たら元気になりました。一日に一度笑顔になれると人は幸せです。あなたと会って今日は笑顔になったから幸せな一日です」と話してくれたおばあさんの話です。

県議会選挙の投票日当日、そのおばあさんは、近所の二人を誘って三人で投票所に行ってくれたと聞きました。普段は投票に行かないおばあさんですが、誘い合わせてくれて投票に行ってくれた事実を知りました。

「あの人は信頼できるから」というのが行動を起こさせた理由です。80歳を超えたおばあさんが行動に移してくれた事実に感動しています。人を動かせるものは温かさであることを再認識できたからです。

人が動いてくれた。この話を聞いて無性におばあさんの笑顔が見たくなりました。おばあさんは投において幸せを感じてくれたのでしょうか。そして当選の知らせに笑顔を見せてくれたのでしょうか。そしておばあさんのこの話が、私に幸せを招いてくれました。但し、笑顔ではなくて感動の表情になったところが違いでした。

笑顔には力があります。和歌川町で暮らしている80歳を超えたおばあさん。太陽のような笑顔で照らしてくれました。ある日の午前に訪問したところ、家の中から「バンザイ、バンザイ」と手を挙げて出てきてくれました。握手をして「心の温かい人だから手も暖かいね」と話してくれました。自分ひとりではで投票所が遠くて行けないことから、近所の方と一緒に投票に行ってくれました。そして投票日の夜、ずっとテレビで見守ってくれていたのです。平成23年4月10日、日曜日の午後11時30分に当選が確定した時は、今日と同じバンザイを繰り返してくれたことを知りました。投票日の翌日の月曜日、近所の方たちと、「良かった」を繰り返してバンザイをしてくれていたのです。とても嬉しいことです。

「孫に会っているようです」と笑顔で話してくれているように、とても親しみを感じています。顔をくしゃくしゃにして、心から喜んでくれました。

おばあさんの子どもは神奈川県に住んでいることから、一人暮らしの母親を神奈川県に呼びたい意向があると聞いていますが、本人は和歌山市を離れる気持ちはありません。慣れ親しんだ場所が一番ですし、近所の皆さんとの助け合いの関係ができているからです。

そしておばあさんと接していると、素敵な笑顔に力が宿っていることが分かります。笑顔には力がある、そんなことを感じています。朝から素敵な笑顔に接して幸せな一日でした。

幸せは近くに存在しています。実は、笑顔がある日はそれだけで幸せな一日なのです。そして誰でも一日に一度位は笑顔になれる瞬間がありますし、もしなければ鏡の前で自分に笑顔を見せてあげたいものです。一日一回でも笑顔になると幸せになれるのです。