コラム
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2021/9/16
1845    夏休みのインターンシップを終えて

令和3年8月。大学の夏休みを利用してインターンシップに来てくれた彼との期間を終えました。最終日を終えた夜に彼から感想が届きました。このレポートは彼にとっても僕にとってもこれからの宝物になるものです。

夏休みのインターンシップを終えて

片桐先生、夏休みの短い期間でしたがありがとうございます。僕が体験して感じたことや、見たことを自分なりに書いてみました。時間があれば、是非ご覧ください!

私はこの2週間で[人が生きる]ことを特に意識できました。私のこの一年半はコロナで大学にも行けず、オンラインでなんとなく勉強する。バイトでなんとなくお金を稼ぐ。そのような毎日を過ごすなかで、自分の生きる意味、存在価値すらわからない、目標も見失い、それぐらい限られた中での生活でした。

そんなある日、僕が小学生の時に読んだ「田中角栄さんの本」があったことを思い出し、「この本を読んだから政治と歴史に興味を持つようになり法学部に行くことになった」と当時の気持ちが蘇り読み返してみました。

片桐先生にインターンシップで勉強させていただいた毎日は、私には生きる喜びを痛感させていただいた経験となりました。

「空気を吸うとこんな味だったかなあ」と改めて思い、それから当たり前の生活は当たり前でなく、感謝でいっぱいの特別な毎日に変わりました。

たくさんの方々が先生に会いに来て話をしていました。先生は「直接、話をするから分かることもあるんだよ」「現場に行って発見することがあるから座って考えるのではなく、そこから考えることが大事だよ」と話してくれました。

そして、暖かく心のこもった言葉が交わされる。たくさんの出会いのなかで「この一期一会を忘れてはいけない」と私はメモをしたり、難しい話にも一生懸命に聞いて理解に努めました。ありがたいことにお会いした方々は僕にわかりやすく説明をしてくださいました。

夏休みのインターンシップを終えて

より良く生きるには、たくさんの方々の協力がいる。そのためには野球の監督みたいにピッチャーの具合をみてバッターの特性を知り、スライダーがよいかストレートがよいかキャッチャーと一緒に考える。それぞれがお互いに考えて、現在、直面している問題を解決するために尽力する。野村克也さんが残してくれた言葉にあるように、まさに政治もその通りだと思いました。

かつて台風第21号が到来した日には、あちこち浸水被害の状況を確認して対応するなど、先生が夜中1時半まで現場を走っていたことを聞きました。私たちが安心して眠れるように、知らないところで対応してくれていたと知り「ありがたいなあ」と風呂に入り、布団に入り、この時も安心して眠ることができました。当たり前の生活は自分で得られているものでない。たくさんの方々が「守ってくれているから得られている」と思いました。

和歌山県のプロジェクトについても、皆さんが自分の人生を賭けて和歌山県を良くするために、そして和歌山に住んでいる私達に生きる喜びと明るい未来を感じてもらうように熱心に活動されている現場に立ち会えて、これまで知らなかったことに恥ずかしさを感じ、また悔しくて「もっと勉強をしなければ」と強く感じました。

私たち大学生は知らないことばかりで、人として至らないことばかりなのでご迷惑をおかけしたこともあるかと思います。ですが私には感動の連続で、かけがえのない2週間でした。片桐先生を尊敬しています。もっともっと学びたいです。

このような機会を与えてくださいましたこと、心から感謝しております。