コラム
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2021/7/28
1814    県議会で取り上げたものNO2

県議会での一般質問について続けます。平成30年は「明治外交史料展について」や「宇宙教育について」、甚大な被害を及ぼした「台風第21号による被害への対応について」「和歌山市での集中豪雨対策について」を取り上げています。また「水素社会実現に向けた取組について」を取り上げて、水素エネルギーの導入に向けた県の取り組みと水素自動車の導入や水素ステーションの設置についても提言しています。水素の活用に関しては少し時期が早すぎたように思います。

そして「スケートボードについて」ではスケートボードパークを東京オリンピックまでに設置することを提言して、一年後にスケートボードの練習場を設置することにつなげました。
平成29年は「子どもの貧困対策について」でフードバンクの対応窓口の一元化について提言していますし、「園部・六十谷の太陽光発電所計画について」の質疑で林地開発許可に係る手続きについて質し、安易に開発が進むことの懸念を訴えて太陽光発電に歯止めを掛ける条例化につなげました。

平成28年は「大政奉還、明治維新から150年の取り組みについて」を提言して実現させていますし、「防災対策について」では、高齢者や障がい者等の要配慮者の命を守るための感震ブレーカーの支援制度を提言して制度創設につなげました。 平成27年は「県内中小企業向けの金融について」「ペットとの共生社会の実現について」を取り上げています。中小企業の資金繰りが厳しかった時であり、ペットとの共生は時代の要請がある直前の課題として取り上げています。「ペットとの共生」に関しては、まだ県の反応が乏しかったように記憶しています。

そして四期目となる令和元年には「外交史料と近代日本のあゆみ展について」「和歌山県誕生150年記念について」の歴史的意義があるものを取り上げ、令和3年の和歌山県誕生150年の記念式典の開催が決定しました。また「南紀白浜空港について」「宇宙教育とロケット射場立地に伴う取組について」の今に至る課題を議論しています。

令和2年には「宇宙・ロケット産業の集積について」を取り上げ、ロケット・衛星開発部門の企業誘致と県内企業の参入促進と高等教育機関等と連携した宇宙教育の推進について提言していますし、「わかやま記紀の旅について」「避難所等でのペットとの共生について」を取り上げています。また「洋上風力発電について」と「ハイテク型の企業誘致について」 「企業誘致や新産業の取り組みについて」を課題として認識して議論を交わしました。

観光関係者からの要望に基づいた「大和街道について」と、飲食店経営者からの要望に基づいた「コロナ禍における支援のしくみについて」を取り上げて不公平さを解消することを求めています。

知事を筆頭とした県行政は「エンジン」であり「タイヤ」です。巨大な推進力を持って県政を前進させる役割です。対して議員は一般的に「車の両輪」と言われていますが、僕の感覚では「暮らしの安全」と「県民生活の快適さ」を付加する役割を果たしていると思います。

皆さんの意見や要望をお聞きして、安全に、そして安心して県政を推進する役割を果たしているのです。県行政がハードであれば県議会はソフトです。ソフトによってハードは動きますし、ソフトによって楽しさや快適さを感じます。両輪と言うよりも、見方を変えて違う役割を果たしているのです。県行政はエンジンで県議会は次々と改良される快適機能。県行政はハードウェアであり、県議会はニーズを満たすソフトウェアのような存在です。
基本的な機能は県行政が担いますが、県議会は皆さんの安心感と快適性、いざという時に使える装置のような役割を担っています。