コラム
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2021/7/27
1813    県議会で取り上げたものNO1

令和3年7月に某組織の地区年次大会にお招きをいただいたので、大会の前日までに県議会議員としての活動を説明するための資料を作成しました。県議会議員として三期目と四期目の県議会一般質問など質疑の項目を拾い出しました。三期目の4年間で13回、四期目の現在で8回の質疑を行っていました。参考までに一期目は8回、二期目は14回登壇しているので、令和3年7月時点で43回、一般質問と予算特別委員会での質疑を行っていることになります。質問項目をまとめてみると、その時々の県政の課題に触れていることが自分でも分かるものでした。

報告書として資料をまとめていると四期途中で43回の登壇は「少しは誇れる回数かな」と思っています。お会いしたことがない先輩議員は「議場は戦場である」と言ったと聞いていますし、他の議員からは「真剣勝負の場」や「質疑を交わすことが議員の職務」「議員としての最大の役割」などの言葉で伝えてもらっています。

つまり有権者の方々から選ばれた議員は、県知事や部長に対して本会議定例会で質問する権利が与えられているのです。行政機関に対して質問する権利が付与されていることは、行使しなければ「議員としての存在がない」ともいえる最大の権利なのです。もし傍聴に来てくれた方であれば分かると思います。傍聴席での拍手や私語は注意されることから、本会議で発言できることは皆さんの信託を受けた議員に与えられた権利だと分かります。

ですから、その時々の課題を取り上げることは勿論のこと、地域の方々からの意見や要望を聞き取って議会で反映させることが果たすべき使命です。自分の一般質問項目を振り返ってみると「これまでの議会活動の足跡が残っている」と実感できます。質疑の数だけ県政が前進してきたこと。課題が解決に向かったこと。そして皆さんからの意見や要望が形になってきたことが分かります。

県議会一期目の平成20年の時点で既に「温室効果ガス排出量25%削減に対応する県の取り組み」「低炭素社会実現に向けての取り組み」などを提言しています。平成25年には「和歌山南スマートインターチェンジについて」「メガソーラー計画について」「新エネルギー創出に向けた取り組みについて」を取り上げています。新エネルギーの導入が今ほど進展していなかった時代の課題を議論しています。
二期目となる平成24年には「コスモパーク加太について」として「県と市の連携や企業誘致の状況について」の質疑を交わしていますし、「和歌山県経済の現状と見通し及び消費増税の影響について」も取り上げています。コスモパーク加太への企業誘致は今も変わらない課題として存在していますから、もう解決への道を辿るべきです。
平成23年は「再生可能エネルギーに関して和歌山県の担うべき役割について」や「電気自動車、充電スタンドの普及について」にいち早く着目していました。

そして平成22年には「和歌山県教育委員会と宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターとの宇宙教育活動に関する協定について」を取り上げて宇宙教育のスタートにつなげて現在に至っていますし「和歌山EV電気自動車計画について」や「国内クレジットについて」の質疑を行っていました。令和の時代へとつながる課題に着目して県政を前進させてきました。議論を交わすことで前進させていることが分かります。