コラム
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2018/12/17
1742    母との会話2

嬉しいことにTさんを介しての母と会話は続きます。

母は「力を身につけられる三年後から章浩を護っていくことにしています」と伝えてくれました。母が力を蓄えて護れる時期が三年後だそうですから、三年後から護らなければならない理由があると思います。

それが何であるか分かりませんが、Tさんは「その時が来れば分かると思います。お母さんは片桐さんの後ろに常にいて見守ってくれています。だからどんな形になるか分かりませんが、方向性を示してくれると思います。その方法として、直接、語り掛けることもありますし、テレビを通じてメッセージを伝えてくれるかも知れません。

片桐さんが気づくような形でお母さんはメッセージを発してくれますから、その時、行くべき道とお母さんが片桐さんを護るべき理由が分かると思います」と話してくれました。

「お母さんは幸せでしたか」と尋ねました。

「章浩が偉くなってくれてお母さんにとって最高の喜びだったよ。誇りに思っています。章浩が偉くなってくれたことが親孝行です。いっぱい親孝行してくれました。だから最高に幸せでした。息子が立派になってくれたので悔いは全くありません。愛する息子のため、息子を護るためでした。だから心配しないで下さい」と話してくれました。

「でも早すぎたよ。もっといてくれなければ」と話し掛けました。

母は「早いか短いかは別にして、私の命はここで終わりでした。悔いはありません。よい息子に恵まれて、息子のために役割を果たせて私は幸せだったよ」と話してくれました。

「でも苦労の連続だったのでは」と尋ねました。

「切実な苦労はありませんでした。子どもを護るために働いたのですから、その努力は苦労ではありませんでした。私は苦労を苦労と思っていませんでした。子どもを護れたことはむしろ喜びだったから、苦労と思ったことはありませんでした」と答えてくれました。

「お母さんがそう思ってくれているのであれば安心しました。亡くなる時に痛みはありませんでしたか。これから僕にやって欲しいことがありますか」と尋ねました。

母は「全く痛みはありませんでした。苦しまないで逝くことができたので心配はいりません。自分の命は分かっていましたから。

これからして欲しいことは四十九日までの間に病気で痛んだ体を治していくので、四十九日で仕上げをして下さい。その後の百日供養も大事です。お母さんは百日供養をしてもらうことで向こうの世界での行く場所が決まります。それ以降も法要の機会がありますから、しっかりと法要をして下さいね。そうすれば明るい場所にいけますから」と話してくれました。

母の命日は平成30年11月10日ですから、そこから四十九日は12月23日。その次はお彼岸、百日供養、初盆、そして一回忌へと法要は続くことになります。全ての法要は意味がありますから、今日の母との会話の意味をしっかりと理解してお母さんの供養をしたいと思います。

最後に母と会話を交わしました。「不満は一切ありませんでした。良い息子に恵まれてとっても幸せでしたよ」と話してくれました。「お母さん、本当にありがとう」と感謝の気持ちを伝えました。午後3時45分から午後5時までの母との会話は幸せな時間でした。