コラム
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2015/11/24
1617    笑顔と優しい言葉

和歌山市田屋にある阿弥陀寺の高木住職の卓話を聞かせてもらいました。卓話の演題は「笑顔の賜物」で、笑顔の大切さを諭してくれました。心で受け取った卓話の主な内容は以下の通りです。

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人は生きている限りは安心を求めています。安心とは心が安らかな状態であり、毎日の生活にそれを求めているのです。もし不安を感じているなら、心のあり方を転換し安心を感じるようにすべきです。心の持ち方が日々の生活を支配しているので、心を転換させることが大事なことです。

心が変われば行動が変わりますが、そのことを起行といいます。「安心起行」こそ、日常において心掛けるべきことです。

心の持ち方によって行動が変わりますから、まず心を変えることから始める必要があります。安心の人になれば行動もそのようになります。起行の人になれば結果が違ってきます。「安心起行」を意識して日常生活を過ごしたいものです。

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人が楽しめるように接することが、自分も幸せになる秘訣です。人を悲しませると自分も悲しむような因果が巡ってきますから、人に幸せを与えられる自分になりたいものです。

自分が行ったことは必ず戻ってきますから、善い行いと笑顔で接することを常に意識しておくことです。「和顔愛語」という言葉があります。和やかな笑顔と優しい言葉があれば、自分も相手も幸せになれると言うことです。幸せになるためには、笑顔と優しい言葉が日常生活において必要な全てのことです。

「和顔愛語」のために実践すべきことは、次のようなことです。

  1. 優しい目を持つこと。優しい目で人と接すると安らぎを与えることができます。
  2. 笑顔でいること。笑顔でいるから幸せになれるのです。幸せだから笑顔になるのではありません。順番を間違わないようにしたいものです。
  3. 優しい言葉を使うこと。心が言葉になって現れますから、心を磨くことで優しい言葉が出てきます。
  4. 人のために体を使うこと。例えば高齢者が重い荷物を持っている時は助けてあげることなどです。困っている人には心と行動で助けてあげることです。
  5. 椅子を譲ること。高齢者や子どもなどの社会的弱者に対して思いやりの気持ちを持つことです。驕りは破滅につながります。
  6. 休憩を与えること。働かせすぎることや命令しすぎることは止めるべきです。休憩時間は心身を休めることになりますから、厳しい態度だけの人はリーダーになれません。

これらのことを実践できれば「和顔愛語」を実践していることになり、幸せが訪れることになります。

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二つの言葉、「安心起行」と「和顔愛語」を心掛けて実践したいものです。

「安心起行」心に安らぎを持てば、行動が変わることです。

「和顔愛語」和やかな笑顔と優しい言葉があれしば、自分も相手も幸せになれることです。