コラム
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2015/10/7
1612    神様との会話

朝起きて外出しようと携帯電話を充電器から取り外したところ電源が入りません。何度もトライしてみたのですが電源が入らなかったのです。「故障かな」と思ったのですが、別の充電器に差し込むと充電されていないことが分りました。夜の間に携帯電話を充電しているのですが、昨夜はプラグの接触が悪くて充電できていなかったのです。当たり前のように朝起きると充電されていると思っていたのですが、プラグの接触不良という簡単な原因で携帯電話が使えない状態になったのです。

電源を差し込んだ時に確実に充電が開始されているか確認すれば良かったのですが、確認を怠ったという不注意から、翌朝は携帯電話が使用できませんでした。

ここで思ったことがあります。携帯電話と同じように、人にとって夜の時間は活動を休める時間であり、心安らかに、体を休めなければ翌日の活動に支障が生じるということです。

夜の時間を削って活動すれば効率的だと思うこともありますが、安息の時間を削ることは健康を害し、心を害すことになります。睡眠の時間は単に眠いから休むのではなくて、心と魂を浄化する時間であり、疲れた体を充電する時間でもあるからです。

睡眠時間を削って仕事をしていると心が疲れますし、一日の活動で少し汚れた心を清く、そして真っ白に浄化する時間がなくなるのです。心と体は作動する時間と、ゆっくりと休む時間が必要なのです。睡眠している時間は自分で自分の心を感じることはできません。心は睡眠している時間の間、神様と対話していると思うと楽しくなることを知りました。

自分の心ですが、自分の意識の中から離れ、その日あった一日の出来事を神様と会話しているのです。自分の心は自分の知らない間に、自分の行動と思ったことを神様に報告していると思うと楽しくなります。

「今日は朝から良いことをしました。通勤で混雑していた道路に脇道から出ようとしていた車がありました。なかなか入れないので運転手のおばあさんが困っていました。僕は前の車と車間距離を空けてそのおばあさんを入れてあげました」、「困っている人の話を最後まで聞いてあげたことから、その人から心配が消え去りました」など、神様と会話をしているのです。自分は無意識ですが、心は自らの意思を持って神様と会話をしているのです。微笑みながら、心の話を聞いている神様の表情を思い浮かべると嬉しくなります。

心は神様との会話によって少し汚れた一日の疲れた色を浄化されていき、一日の始まりに備えて真っ白になっていきます。朝起きると気持ちが良いのは、心が真っ白な状態になっているからです。その時、体は心が神様と会話をしていることから心の言うことを聞かなくてよいので、ゆったりと休んでいます。

このように夜は心と体が蘇る時間なので、ゆっくりと睡眠を取ることはとても大切なのです。より良い翌日を迎えるために心と体を蘇らせてくれる時間を確保することが、一日の最後にすべきことなのです。心と体の充電時間を確保することで気持ちの良い朝を迎えられることを、携帯電話が充電されていなかったことから思いました。

夜は活動を停止する時間ですが、それは単に寝る時間だからではなくて、神様と会話を交わせる大切な時間だからです。心を浄化した状態で朝を迎える。何と気持ちの良いことでしょうか。心が神様との会話を交わし、今日も気持ちの良い朝を迎えることにしましょう。