医師から聞いた話です。良いことを10個見つけると自分を好きになるということです。自分の好きなところを10個思い浮かべると、その作業が難しいことだと分かります。同じように誰でも良いのでその人の好きなところを10個見つけると、その人が好きになるようです。深く知らない相手の好きなところを10個見つけることは難しい作業ですが、方法があることも特別に教えてもらいました。嫌いなところを逆に考えると良いということです。
例えば「おしゃべりでうるさくて仕方ない」と思っているなら、それは嫌いなところですが、それを「寝ている間は静かにしてくれる」と思うと、それは好きなところを見つけたことになります。
それなら「私に対して嫌な指摘ばかりしてくる」とすれば、「自分が見直すべき点を指摘してくれている」と思うことや、「あの人はリーダーシップがないから頼りない」と思っていれば、「あの人は私達を育てるために考える機会を与えてくれている」と思うと、それが好きなところに変化します。
このように考えると次々に好きなところを見つけることができます。
「自信がない」は「自信を持つために頑張ることができる」と言い換えることができます。
「勇気を持って踏み出せない」は「勇気を見つける修行をしている」と置き換えられます。
「人と話をするのが苦手」は「一人で考えることが好き」と言えますし、「料理が作れない」は「料理を食べることが好き」と考えることもできます。
好きなところは変わっていくものなので決して固定するものではありません。今日の好きなところを考えて、明日は違っていても良いのです。また今の自分ができていないことでも、それをやろうと思っているなら、それを好きなところにあげても良いのです。兎に角、10個あげる作業が、自分を好きになるために必要なことだと信じて作業を実行することがお勧めです。手始めに10個をあげてみます。
- 人と会って話をすることが得意。
- 人の話をうまく聞くことができる。
- 常に明るく笑顔でいられる。
- 行動することが好きである。
- 読書が大好きである。
- 人に優しく親切にできる。
- 人の心を温かくすることができる。
- 微差の違いが将来の差になることを知っている。
- 何となく人に好かれる性格をしている。
- 真面目だけれど柔らかい。
平成26年10月14日の自分の好きなところを10個あげてみました。こんな風に主観的なことでも良いのであげてみることが自分を好きになる第一歩です。あげられないと思う場合、自分の好きなところ10個を人に話をする必要はありませんから、今はできていなくても理想とする自分の姿を好きなところに計上しても良いのです。数ヵ月後にはそれがその時の自分になっていると思うからです。やってみることが大切です。