コラム
コラム
2013/12/6
1374    もっと良質に

とても嬉しい話を聞かせてもらいました。「私は余り本を読みませんが、その代わり片桐さんの活動報告やコラムを読んでいます。本を読んでいるように楽しく学べています。私にとっては本を読まなくても情報を得られていますし、仕事や生活においての考え方を学んでいます」ということです。

嬉しいと思うと同時に、これだけ熱心に読んでくれていることに、やりがいのある責任を感じています。もっと素晴らしい話を届けたいと思いますし、もっと役立てて学べる内容にしたいと思っています。そのためには今まで以上の自己研鑽をしようと思っています。

一人でも、こんな思いを持って読んでくれているのであれば、それに応えたいと思うのです。人は一人で生きられないと言うのは、自分の意見を聞いてもらえたり、自分が何かを発信しても受け取ってくれない場合の孤独感があるからです。発信したことに対して反応が無ければ寂しいものですし、続ける力が沸いてきません。

幸い、ホームページから発信していることに関して嬉しい反応を頂戴しています。これは皆さんが関心を持ってくれていること、そして行動してくれていること、おまけにクリックしてくれていることに感謝するばかりです。

何度か書いていることですが、特にコラムは、自分が感じたこと、伝えたいこと、思いを共有したいことなどを中心に書いています。今の自分を曝け出しているような文章になっています。そのため、毎日、たくさん人と会って学ばせてもらっていますし、現場や研修会、そしてコンサートなどに出掛けて、知識を得たり感動をもらったりしています。

そしてたくさんの本も読んでいます。趣味はと尋ねられると「読書」と答えていますが、そのために年間、三桁の本を読んでいます。本から得られた知識と考え方は、考え方や言葉の根底にあると思っています。良書から得たものが、内なる世界で存在してくれていると思います。きっと体験したことや現場で見たこと、そして会話の中から得られたことに対して、私の内なる世界で潜んでいるモノが融合して、言葉として文字になっているのです。

今日、体験したことを基にしてコラムを書こうとしていることに関して、無理やり理屈をつけたり、知識を引っ張り出そうとすることは全くありません。勿論、言葉を補完するために必要な記事などの引用は別として、書物などから文章をそのまま抜き出すことはありません。書いていると勝手に、その記事に必要となる、内に潜んでいる言葉や具体例、参考になる過去の経験などが出てくる感じです。

最初の頃は、空いた時間を利用して、議会活動とは違ったその時の思いや考えを整理して伝えるために、一か月に一回を目標にコラムを書き始めました。その後、頻度を上げて一週間に一回程度に掲載するようになりました。ところが平成24年辺りから、一つの言葉に反応するようになりました。誰かと会って凄いと思った一言、感動した一言、書き留めた一言などを基にしてコラムを書き始めると、自分の内なるモノと融合するようになりました。

その結果、原則、活動している月曜日から金曜日まで、出張している時などパソコン環境が整っていない日を除いて毎日掲載するようになりました。

そんな毎日の記事を楽しみに待ってくれている人がいること。読書代わりに読んでくれていることは励みになります。もっと良質のコラムにしたいと思っています。