コラム
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2012/3/27
1006    自分のペース

自分のペースを守ることがとても大事な事です。今日は入ってきた時から少しペースが変でしたよ。自分のペースではなく急いでいるような感じがしました。普段はとても良いペースを保っているので、いつも通りのペースで生活も仕事もして下さい。ペースが乱れていることは気持ちが乱れることになります。誰かの影響で自分のペースを乱し、ゆったりとした気持ちを乱されることは無駄なことです。誰かに振り回されないように、そして利用されないようにして下さい。

良いペースとは一日に区切りがなく気持ちが続いている状態を言います。水が絶え間なく流れているような、雲が流れているような連続した状態が、ゆったりとした気持ちなのです。それに対して気持ちに区切りがあり、連続性のない状態はイライラしている時の状態です。考えたことを行動に移し評価する流れが大切で、その流れが区切られていると良い考えや行動ができません。

ゆったりとして大きな気持ちを持っていることで頼りにされるのです。大きな円のような気持ちの持ち主は、小さな円に過ぎない気持ちの持ち主の悩みや相談に的確に対処できるのです。自分の持っている円の範囲の中の出来事だからです。気持ちが小さな円だと、相手に与えるものが少ないので悩みや相談に対応できません。自分の気持ちを大きな円にしていくこと、心を大きく持つことは、ゆったりとした気持ちを持ち自分のペースで生きることです。

自分が持っている範囲のものだけが誰かに与えられるものなのです。持っていないものを与えることはできないのです。大きな仕事をするためには、それに対応できるだけの大きな気持ちを持つ必要があります。気持ちの中に大きな円を意識して、その範囲の中のものを社会に分け与え続けたいものです。

武道を参考にして下さい。武道家は相手がかかってくる時には受けの姿勢で構えます。構えをしているから相手の攻撃に対処できるのです。余程の達人でもない限り、構えをしっかりしておかないと不意打ちには対処できません。気持ちの中に「用心さ」を持ち、精神面で構えの姿勢を保っておくと相手からの攻撃に対処できます。精神がイライラしているとふらつきますから、相手に気持ちが乱されるのです。

落ち着くには丹田に力を込める必要があります。咄嗟の時には丹田に力を込めるとどんな場面にでも対応できます。但し日頃から意識しておかないと咄嗟の場合に丹田に力は入りません。丹田に力を込めることを習慣化すること。ボディスーツを着用する感覚で、一日一回は丹田に力を込めることを意識しておくと困難に対処できます。

あなたはいつも良いペースで生きていますよ。しかし今日は誰かにペースを乱されましたね。相手のペースに巻き込まれてイライラしてはいけません。地に足をしっかりと着けて、押されても引かれても倒れないような姿勢、つまり気持ちの姿勢を保つことです。

地に足を着けて、しっかりとした構えで生きること。気持ちを落ち着けてゆったりとした気持ちでいることが大事な事です。イライラしている時にいただいたアドバイスです。