嬉しい相談がありました。高校一年生の子どもを持つ保護者からの話です。
「ちょっと無理な話なんですが」との切り出しでした。相談内容はと伺うと「就職のことで・・」という回答でした。一般的な切り口で話をしようとしたところ、普通の就職ではないということでした。話を伺うととても嬉しい内容でした。話は次のようなものです。
息子は高校一年生なのですが、将来の夢があるというのです。それは高校を卒業した後に関西電力に就職したいというものです。そしてその先は、片桐さんと同じように議員になりたいというものでした。
この子どもHくんには小学生の頃に知り合ったもので、当時はとても小さかった記憶があるのですが、もう高校一年生になっていたのです。そして小学校の時に私と会って、あの時は大人に集まってもらって、確か議会報告会を実施した時ですが、小学生のHくんが熱心に聞いてくれていました。内容は分からなかったと思いますが、私の話を聞いて、格好良いと、子ども心に思ってくれていたようなのです。小学生の時に私の話を聞いてから、テレビの県議会番組やニュースを見てくれているようです。そして小学生でありながら政治の話を同級生にしたり、国政の演説にも関心を持つようになってくれているのです。
平成22年の4月から高校生になった今、将来の夢を目指すようになりました。それが関西電力に入って、そこで頑張って認められてから議員になりたいというものです。身近にいる私の存在が、Hくんにとって目標となるような大きな存在になっているのです。父親である知人から話しを聞いている側に、Hくんが恥ずかしそうにこちらを見てくれていました。
高校生の時代に具体的な目標を持つことは歓迎するもので、そしてとても素晴らしいことです。まして和歌山県に残って、和歌山県のための仕事をしたいと思ってくれる夢は大切に叶えてあげたいものです。その夢が身近にいる私であることを、とても嬉しく思っています。とても目標にされる人物ではありませんが、これからHくんの目標に近づけるように、もっともっと活動を強化し私も夢を目指したいと考えています。
目標は身近にあることは素晴らしいことです。そしてその目標とされるものは彼のために、目標地点を遠くまで持っていく必要があります。簡単に達成できるような目標の位置にいてはならないのです。申し訳ないのですが、Hくんの目標地点を遠くに持っていくつもりです。その時、Hくんには、より高くなったそこを目指して後を継いで欲しいと願っています。
「Hくん。高校一年生だけれども、今目標に向かってできることは、勉強を頑張って成績をあげておくことです。クラスで一番を目指して達成して下さいね。そしたら夢は開けてきますよ」と伝えました。目標は一気に達成することはできません。今の位置から一段ずつ上って行く方法が近道なのです。一段ずつ確実に上ってきてくださいね。
関西電力から議員への道が学生の目標になっている。このことは嬉しく、誇りにも思います。