・人は期待を外されるとしらけてしまいます。端的な例が新入社員に良く見られます。入社して仕事を覚えてくると、新入社員は上司に張り切って仕事を提案します。
「この分野に進出すれば有望だと思います。そのための企画は・・」、「市場を伸ばすための方策として、次のようなことを考えました」なとです。
それに対しての上司の反応は、「その分野については検討したけれど当社には向かないので進出しないことになっている」という既に検討しているので検討する余地がないとする回答や、「そんなことはやっても無駄」というやる気を削いでしまう回答があります。こんな上司と仕事上の会話をしていると、次第にやる気が消え去ります。期待を外され続けると、しらけてしまうのです。結果、数ヶ月も経過すると、新入社員から新しい企画や提案はなくなります。それは期待を持って仕事をしても上司から却下されることが分かっているので、そんな分かりきったことはしなくなるからです。つまりしらけるとは、それをやっても楽しくないので、やるよりも逃げる行動に追い込めてしまうのです。
生まれつきしらけている人はいません。しらけた赤ちゃんはいませんし、しらけきった園児を見たことはないと思います。いままで接してきた人や、社会の大人が社会に旅立ってきた若い人をしらけさせてしまうのです。若い人をしらけさせてはいけません。そのためには大人がしらけていては駄目なのです。大人は社会に期待を持つ、若い人に期待を込める、自分が笑顔で楽しめる大人になるべきなのです。
大人が楽しんでいる地域は楽しい地域です。大人がしらけている地域はしらけた地域です。
住んでいる地域の状況は自分の内心が現れています。
・人が幸せになっても自分の幸せは変わらないので、何も不満に思うことはないのです。得てして人は他人が幸せになると妬みを抱くものです。極端な例は、隣の人が宝くじで億単位の収入を得ることです。隣の人が宝くじに当たっても、自分の家庭には何の関係もありません。自分がそれによって不幸になることはないのです。隣の人の賞金の一部を隣近所の住人である自分が負担しなければならないのであれば、妬む気持ちも分からないでもありませんが、そんなことは絶対にありません。
ですから他人が幸運を得たとしても自分は何も変わりません。自噴の幸せは自分の心が決めることですから、他人の動向に惑わされる必要はないのです。他人の幸せを妬むのは、自分に自信がないからです。自信のある人は他人が幸せになってもそれを喜びますし、他人の幸せを喜ぶことが自分の幸せにつながると確信しているのです。他人を妬むひとは自分に自信のない人だと思って間違いありません。
他人に親切にしてもらったら「ありがとう」と笑顔で言葉をお返ししましょう。人に幸せを与えられる人は、自分もそれに伴って幸せになっていきます。幸せな人が周囲にいると、きっと自分も幸せなのです。楽しくなくても笑顔でいると楽しくなりますし、笑顔の人が周囲に集まりますから幸せが訪れます。
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