567.秋休ライブ
 和歌山市にある華月殿で男性デュオ「秋休」のライブが開催されました。大阪市を中心にストリートを行っている「秋休」は人気上昇中。メジャーデビューを目指しています。
 和歌山県とは縁が深く、昨年のクリスマスコンサートを初めとして、各地でライブを繰り広げています。今回は和歌山市のメンバーで実行委員会を結成して手作りのライブとなりました。

 会場には約300人のファンが詰めかけ熱いライブとなりました。今回の特徴は同じく和歌山県に誕生した野球チーム「紀州レンジャーズ」も登場し、夢を目指す者同士がお互いの夢を交換し合ったことにあります。「秋休」はメジャーデビューと武道ライブを夢に掲げ、「紀州レンジャーズ」は関西独立リーグ参画と日本プロ野球での活躍を描きました。夢を描いた色紙交換と「紀州レンジャーズ」のテーマソング「夢のつばさ」の合唱がありました。

 「夢のつばさ」は「秋休」が「紀州レンジャーズ」のために書きあげてくれた作品で、野球を通じて夢を追い続ける姿を思い浮かべることができる内容で、私にとっては、何度聞いても元気をもらえる歌になっています。その理由は野球の夢だけを描いたものではなく、夢を追い掛けている一人ひとりを応援してくれる詩になっているからです。
 夢は夢のままで終るかも知れませんが、夢を追い続け活動することだけが夢を実現するための唯一の方法です。ですから夢を思い描いている人にとっては、そんな毎日が充実しているといえます。

 それにしても「秋休」のライブからは元気をいただきました。ここから飛び出そうとするエネルギーの渦が、自分も周囲も飛び立たせてくれることが分かりました。このエネルギーの渦が和歌山には欠けているのです。何かの目的を持って活動している人の下に人が集まると、そこはエネルギーの満ちた空間に変化します。今を超えるエネルギーの渦が現状を変えてくれるのです。
 音楽とスポーツ。この新しい分野での動きが和歌山県から始まっています。そのふたつのエネルギーがぶつかり合ったライブは和歌山県にとって可能性を感じる空間となりました。

 さて会場には世耕参議院議員の姿がありました。その手には「秋休」のCDがありました。世耕参議院議員からは、「私の宝物」として、今年の正月に「コブクロ」のメジャーデビュー前のサイン入りCDを見せていただきました。まるで夢の卵のようなCDでしたが、世耕参議院議員にとって二枚目の宝物となるサイン入りCDになって欲しいと思いました。その頃、この国はどう変化しているのでしょうか。変化の渦を解放している社会になっていたら、良い方向への変化が起こっている筈です。
 春に行われた「秋休」ライブ。季節を越えて活躍して欲しいと願っています。

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