258.チャレンジド
 社会の情報は新聞やテレビ、インターネットから入手しているものが多いのですが、報道されている情報は事実の一部ですが真実ではないものがあります。客観的に見ようとすれば、海外メディアの記事を読むのが一番です。インターネットでニューヨークタイムズなど、日本について書かれた記事を読むと日本が海外からどの様に見られているのかが分かります。そのためには語学力が絶対的に必要で、英語は絶対に習得すべきです。

 日本がどう評価されているか知ることで勉強意欲が沸きます。今まで取り組んでいないことを始めるのは、どんなことでも大きな前進です。読むこともしなかったニューヨークタイムズを読もうとする行為は、今までと全く違う自分に変身することを意味します。英語の記事を読もうとするだけでも自分が変わるのです。

 障害を持つ人のことを英語でチャレンジド(Challenged)といいます。その意味は、障害を持つ人は神様がわざと不自由にして世の中に送り出してくれたので、チャレンジ出来る選ばれた人だというものです。チャレンジ出来る環境を与えられているのは素晴らしいことで、後で思うことは苦労する中に生き甲斐があることです。何か出来なかったことに取り組むことで、それが出来るようになるのは全く違う自分になることです。
 チャレンジドの概念を最初に提唱したのはJFケネディ元大統領です。障害を持っている人でも社会に貢献して、国に税金を納められるようになって欲しいと自立を支援したのです。今ではアメリカではハンディキャップとい言葉は使われていません。この意味するところは手で帽子を持つこと、翻って物乞いをすることを意味していますから、現在では使用されていません。
 チャレンジする環境を与えられたら挑戦することが大切で、挑戦の中から違う自分になることが出来ます。

 挑戦といっても全く世の中にないものを創造するものではありません。ビジネスはちょっとした思いつきから始まります。無から何かを創造出来る人は天才的な人だけで、ビジネスで成功している人も、他人と少し違う観点を持っているだけです。品質と価格、スピードが鍵で、世のため人のためになるものは社会で受け入れられ残っていきます。

 今までの時代は今の50歳代以上の人が築いてきましたが、これからの時代は過去の知識だけで通用するものではありません。若い人の考え方次第で社会を変えることが出来ます。過去の人が築いたものだけを受け入れ、それに順応するだけでは活きている意味はありません。時代が求めているものはありますから、今の世間が納得する主張を行い行動すれば必ず世に出ることが出来ます。何かに挑戦することで、自分も相手も世間も納得するものを生み出すことで社会は変わります。

コラム トップページに戻る

前のコラムへ   /  次のコラムへ