164.春の一日
【退職】
 東京でお世話になった方から、今日で職場を去るお別れの電話をいただきました。休日もなく一所懸命でしたが、母親と祖母の面倒を見るために職場を離れます。「いつも活動報告を読んで元気づけられていました。是非これからの日本を変えて下さい。職場を離れても、いつまでもホームページを見ています」とお別れの言葉をいただきました。
 東京と和歌山で距離が離れているため会える機会は少なかったのですが、電話をいただき感謝しています。いつまでもお元気で。

【楽天効果】
 仙台からは「楽天イーグルズで仙台市は盛り上がっています。開幕以来惨敗が続いていますが、町中のお店の中には有無を言わさず応援グッズがプレゼントされています。楽天用の球場もなかなかきれいな様子で、応援に行くのが楽しみです」と連絡をいただきました。楽天の参入でプロ野球のパリーグは盛り上がっています。明日から仙台市に戻っての戦いとなりますから、仙台市は更に賑わうことでしょう。活気のある要素がある仙台市をうらやましく感じます。

【開店】
 一ヶ月前からお店を経営している方と会いました。小さいけれど感じの良い店で、お客さんとのコミュニケーションを大切にしています。味は素材の良さと調理だけではなく、店内の雰囲気や人柄、会話も味覚を高める要素です。決して高級店ではなく地域の方に親しまれる店作りを目指しています。開店したばかりですが、連日お客さんで賑わっているようです。

【水ビジネス】
 良い水が人の体の健康保持に良いのは分かっています。土壌汚染などによりきれいな天然水は少なくなっています。和歌山ブランドで体に良い水を提供している方がいます。以前は水だけではビジネスにならなかったため兼務していたのですが、現在は水の大切さの理解が進み専業としています。ミネラル分を豊富に含んだ水は濃い味で、通常の水と同じものとは思えないほどです。忙しいため普段は店にいないのですが、今日は店内にいたのも春だからでしょうか。

【新設校】
 新年度を明日に控えた今日、和歌山県美里町に私立高等学校の設置許可が出されました。
校名は私立慶風高等学校です。教育方針は、勉学では東京大学を目指そう、スポーツでは甲子園を目指そう、福祉分野ではヘルパー一級資格を取得しようの三つです。志を高く持った生徒が集まりそうです。初年度から硬式野球部を設置し、今年夏の和歌山県予選から大会に出場する予定です。夢に向かっての挑戦が始まりました。

【新年度を控えて】
 事業を拡大している経営者と懇談。4月から事務所を拡大し雇用も増やす計画です。仕事はあるのですが、人材は少ないのが課題となっています。優秀な人材なら直ぐに何人でも採用したい意向を持っていますが、採用のために面接しても、100人に1人程度しか人材はいないそうです。明日から新年度、新人の採用は3人の予定ですから人材が不足していることを示しています。
 新人には、技術がなくても良いから教えることを早く吸収出来ることを望んでいます。言い換えれば、新人に最も求められるのは素直さです。覇気があり素直な人材なら、専門知識がなくても受け入れてくれます。専門知識は会社に入ってからの研修と仕事を通じてって身につくものです。
 また管理者には新人を含む部下から信頼を得られることが第一です。頼られる人柄と時には厳しく指導出来る人が望まれています。こちらの人材も、なかなかいないようです。

【ベンチャー企業家募集】
 和歌山市ではベンチャー企業家の募集を開始します。和歌山市内に三箇所のSOHOビレッジがありますが、やる気とアイデアのある人を募っています。
ただ発足当初の計画からすると、わずか三年なのに縮小傾向なのが残念です。第一期ベンチャー企業家だけの評価を持ってその程度の成果とするのはいただけません。和歌山市に不足していて絶対的に必要なのは人材です。人材は短期で育ちませんから、長期的な視点を持ち辛抱強く時間をかける必要があります。そのような特性があり大切な人材育成に関して、短期で撤退に向かう姿勢は将来を見通していないものです。

【再出発】
 ある会社を今月に退職した人と話をしました。熱心で能力ある方だったのに退職の報告を受けた時は驚きました。和歌山市内の景気は回復基調にないため、この業種では雇用調整をしているようで、多くの同僚が同時に退職したそうです。業績回復のめたには、短期的措置としての手段なのですが、企業にとって人材は最も大切な経営資源です。先の経営者も人材確保が全てと話しているように、良い人材を確保することが企業の将来を約束するものです。雇用調整は残念な結果ですが、この方は既に次の仕事に向けて意欲的です。 
意欲ある人が社会を支えています。

【夢のために】
 ある事務所では職員さんが今日付けで退職しました。子どもの教育に携わりたいからと、夢を優先させた選択をしたものです。働く条件や金銭的なものを優先させたなら、現状に不満はなく転職の選択はしなかった筈ですが、夢を優先させると現状から飛び立つ結果となりました。土台がなくなるのは不安なものですが、春という季節が決断を後押ししてくれます。新しいことに挑戦することに不安感が少なくなる春、スタートを切るには桜が舞い散る今が適しているようです。
 それぞれが新しいスタートを踏み出した一日。3月末と4月初めは一日違うだけですが、全く違う人がいる風景となります。

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