SOHO事業は投入した以上の収益を得るために存在する必要があります。行政が開設しているところでは、直接行政に収入として入りません。しかしベンチャー起業家が成長すると、所得税、市民税、消費税、ガソリン税など増収となります。
ある試算では100の経費を投入した場合、20%が税金として当該行政へリターンしるとされています。1,000万円を投資したら200万円の税収増が見込まれます。SOHO入居者の内、成功する会社が出てきたら税収はさらに増えますから、一社でも億単位の収益をあげると、投資額の1,000万円以上の税収が見込まれることになります。ビジネス育成モデルが出来ると行政がベンチャー企業化育成に取り組んでも損出にはなりません。
これから成功するには、会社をデザインする考え方を持つ必要があります。起業する時から大きくなった時のイメージを持ち、それに沿ったブランドイメージを起業の時から意識しておくことです。会社のイメージも生い立ちが影響しますから、大きくなってブランドイメージを作り上げても本来の目的からは離れてしまいます。これからは、デザイン&ビジネスインキュベーションが必須です。
今では会社でもNPO法人でも政治家でもホームページを持つのが当たり前になっています。アートとして見分けるのもホームページによってと聞きます。自分または会社の使命を持っておかないとホームページは作成できません。1ページ目は使命を訴えるページにする必要があるからです。会社を成功させるには、架空のビジネスプランを立てるよりもホームページを作成する方が早くなります。ホームページはアイデアを具体化させる効用がありますから、目的と期限が明確になります。人から見られるとなると、しっかりと自分の考えを整理しておく必要かありますから、考えを具体化させることになります。
現代の会社が成功する要因を図る指標に「アート(Art)&サイエンス(Science)」があります。日本語訳をすると「直観力と分析力」となります。会社の財務指標や計画などを分析することは大切ですが、それに加えて直観力が大きな要素となります。直感力とは人間としての魅力、成功する雰囲気のようなものです。成功する人を見分けるのには、データよりも直感力の方が当たると言います。これからはアートを取り入れた企業運営をすることが成功の秘訣です。
起業支援とは努力する人を支援することであり、不公平の原則で指導することが鉄則です。誰でも公平に扱うのは却って不公平となります。
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