積極的に事業展開を行い成功している全ての経営者に共通しているのは、計画を練ってから着手するのではなく、考えている事業が成功すると信じたら着手してから事業計画を立てていることです。着手する時点では新しい試みですから成功の目算はありません。しかしリスクを恐れずに、取り掛かることで成功への道を拓いていきます。
計画もそこそこに走り出すことが出来るのは、ビジネスを良い意味で楽観視していることです。全てを完璧に事業計画を立ててから動き出そうとしても、完璧な事業計画はありませんし、仮に完璧な事業計画を立てられたとしてもその時点での話に過ぎません。一日過ぎれば、その分野の外部環境は変化していますから、昨日の完璧な事業計画は完璧でなくなります。
可能性があれば取り掛かると言うよりも、自分の興味がある事柄に関して取り掛かると言う方が感覚は近いような気がします。好きなことにトライするから割合簡単に取り掛かれているのです。動き始めると展開は早いものです。
それは理由があります。新しいビジネスへの取り組みはわずか数ヶ月だとしても、その人たちは人脈やネットワーク、人生やビジネス経験は何十年も積み重ねています。全ての経験が新しい領域でも活きるということです。
どれほど才能のある人でも一人で全ての事は出来ません。仮に教育分野でつながっている人脈があれば、福祉教育に精通している人は仲間にいることになりますし、そこから介護ビジネスに精通している人とのつながりも生まれます。自分で介護ビジネスを行うと、デザイナーやマーケティング関係の人脈が有効になります。
このように優れた経営者は、全てがつながっていることを知っています。だから新しい取り組みに対しても恐れはないのです。
ここで学ぶべき点をまとめます。
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事業計画を検討するよりも、スタートさせてから状況に応じた計画を立てること。 |
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未知の分野を難しく考えないで楽観視すること。 |
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未知の分野の取り組みでも、自分が自信を持って何かにチャレンジしたのであれば、今までの経験と人脈が全て活かせること。 |
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好きな分野で勝負することが勝つ秘訣であること。 |
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自分の行ってきたことは将来もつながりを持ちます。良いネットワークを築いていたら恐れることはないこと。 |
どれかひとつではなく全て兼ね備えることが成功の秘訣と言えそうです。