お世話になっている県職員さんが話してくれた話の続きです。
「議員が知事と県議会で質疑を交わしている場面を見ている人は少ないかも知れないけれど、議場に来ている人は少ないかもしれないけれど、確実に誰かに伝わる大変意味のあることです。片桐君の一般質問には、いつも多くの人が議会傍聴に来ているので、このような質疑で新たな知識を発信することは、多くの人に新たな知識を分かってもらうことにつながっています。
議会の質疑を聴いてくれる人数は少ないかも知れませんが、県民の方々がそれまで知らなかったことを伝えることは、とても意味があることです。県政を一足飛びに進める手段はありません。時間がかかりますが、少しずつ、少しずつ前進させることが基本です。でもその少しずつを続けられる人が少ないのです。基本を繰り返すことは面倒なことですし、飽きが来ます。それでも最も大事なことは、同じことを繰り返せることができる力です。同じレベルで繰り返すことのできる力。どんな場面でも、どんな状況下でも同じレベルで再現できる、つまり再現力とも言うべき力です。
片桐君がそれをやり続けていることは素晴らしいと思います。そんな片桐君の姿を見て、活動の様子を知っている若い人がいます。
彼は私に『片桐さんのような人になりたいです。片桐さんがリーダーになってくれたら良いのに』と話してくれています。若い人にそう思わせることは片桐君の人柄であり、魅力だと思います。この県議会も期待しています」と話してくれました。
このような評価をしてくれたことに感謝するばかりです。
そしてこの会話があったことから「災害関連死」の項目を追加し、口腔ケアやエコノミークラス症候群の防止ために自治会ができることの一つとして自治会員に知識を与えて欲しいと考えました。
自治会が自助と共助につながる知識付与の支援を行うことで、命と健康を守ることにつながると思います。今回、この新たな視点で災害関連死についての質疑を交わすことができそうです。
それにしても意見交換はとても大事だと思いました。意見交換をする中から、この視点が生まれたからです。無から有を生み出すことができるのは、芸術家や文化人、スポーツ選手だけではないのです。
ここでもう一つ大事なことが再現力です。どんな時も同じレベルで再現できる力はそれを継続することから身につきます。継続なくして再現はありませんから、再現力を身につけることは簡単なようで難しいことです。
反復訓練と基本の徹底を継続することが再現力を身につけるための方法ですから、どんな問題でも現地調査をする、関係者の意見を聴く、先行事例や先進地の調査を行う、そして文章でまとめて提言することが求められます。これが飽くことなくできる人は意外と少ないので、できる人には価値があるのです。