コラム
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2014/8/1
1510    今日何をするか

「いつかは永遠にやってこない。今日何をするか」。キャリアカウンセラーの工藤倫子さんのインタービューに書かれていました。見出しに惹かれて読んでみると、とても参考になることが書かれていました。

それがやりたいことを見つけるための作業です。作業は簡単で「好きなことを20個書き出します」次に「やりたいことを20個書き出します」。この時の注意点があります。

●「エステに行きたい」や「世界一周旅行がしたい」など、小さいことから壮大なことまで、仕事でもプライベートでも大丈夫です。

今直ぐできることは今直ぐやりましょう。計画性が必要なものは今から計画に着手しましょう。エステに行くことは、今週の予定を確認すれば行けない理由は見当たらない筈です。
行けない理由があるとすれば、エステよりも大事なものがあるからで、エステには自分が行きたくないからだということです。
また世界一周旅行をしたいと思うなら、行くための計画作りに取り掛かれます。しかもワクワクしながら計画を作れるのです。

●お金や時間はたっぷりあると仮定すること。

つまり自分を制約している条件を全て取っ払ってしまうのです。制約条件がなければ何がしたいのか明確になります。

●なるべく具体的に書きます。旅行に行きたいとすれば、どこの国に行きたいかを書きます。

●未来日記として、全て「行きました」など過去形にします。

結果系で、具体的に書くことで潜在意識が働き行動が変わるのです。達成した、達成できたと時間軸の判らない脳が思うのです。

●日付を入れます。日付の入れ方は○年後ではなくて、平成26年8月など具体的に書きます。

日付を入れる理由は、「2年後」と書くと、来年になっても「2年後」のままでいるから実現しないからです。

工藤さんは3ヶ月に一度やりたいことを20個、具体的に書くことを習慣化しているようですが、習慣にしていくと実現していきます。と述べています。そして「現実を変えるためには『やらないといけないこと』だけではなく、勇気がいりますが『やりたいこと』を優先して予定を組むこと」を薦めています。それはもう言うまでもなく、いつかやろうでは、その時は永遠にやってこないからです。

私達はやらなければならないことを優先的に手帳に書いています。自分がやりたいことを後回しにしてでも、やらなければならないことを優先させているのです。社会や人のために実行することは素敵なことですが、自分のやりたいことも手帳に書き込みたいものです。そうすることで手帳を見ることが楽しくなります。平成26年12月にアメリカ旅行と手帳に書き込んだとすれば、書き込んだ今から12月までの期間ワクワクできます。

やらなければならないMustばかりの手帳よりも、ワクワクするようなやりたいことのWishリストを手帳に書く方が、同じように訪れる毎日が楽しい日々に変化します。

先に結果系の目標があると今日を頑張れるのです。