活動報告・レポート
2026年6月2日(火)

宮田博文さんの講話

宮田博文さんの講話

株式会社宮田ホールディングス代表取締役 宮田博文さん

和歌山市倫理法人会モーニングセミナーに出席しました。今回の講師は宮田博文さんで、株式会社宮田ホールディングス代表取締役です。

宮田さんの実家はトラック会社だったため子どもの頃からトラックが大好きで、大人になればトラックの運転士になることを夢見ていました。高校卒業後、18歳で宮田運輸に入社し憧れの運転士になりました。その後、同社の代表取締役社長に就任しますが、その時、事件が起こります。同社の運転士がトラック事故を起こし、相手の人が死亡してしまったのです。まだ42歳だったそうで、被害者のお見舞いのため社長としてご遺族を訪ね、深く頭を下げながら「精神誠意努めさせていただきます」と挨拶をしたところ、ご遺族の方から「社長さんが直々に挨拶にいただきありがとうございます」とお礼の言葉をいただいたそうです。

「果たして自分に出来る償いとは何なのだろうか」と考え、それをきっかけにトラック事故をなくすことを考えるようになりました。当初は「トラックをなくすこと」を考えていたのですが、憧れのトラックをそんなものにしてしまってよいのだろうかと思い、アドバイスを受けて「それよりもトラックを生かす」ことを考えることに至りました。

そして行き着いたのが「こどもミュージアムトラック」です。運転士の子どもが描いた絵をトラックにラッピングし、運転手も見る人も心が柔らかくなるようなトラックを走らせました。最初はこの1台でしたが、今では1,650台のラッピングトラックが全国で走っているようです。

子どもの絵をトラックにラッピングしたところ、運転手の心が変わりました。トラックの掃除をする、トラックを大切にする。まるで自分の子どものようにトラックを扱うようになりました。この優しい心は当然、事故を減らすことにつながりました。人の優しさが事故の減少につながっていったのです。

この結果から、宮田さんは「会社のための人づくりではなく、社会のための人づくりをしよう」と決意しました。運転の仕事は人の心を作っていく仕事だと考え、希望は心の太陽だと自分の心で決めました。そこで「こどもミュージアムプロジェクト」を立ち上げ、トラックだけではなく自動販売機や薬局の薬の袋などに子どもの絵を印刷することにしました。さらに受け取った人の心が優しく変わっていくことを実感したそうです。

この心を優しくする取り組みを日本から世界に広げることで、世界中の人々の心を優しくすることができると考え現在に至っています。

トラック事故などで苦しい時、宮田さんを救ってくれたのは人とのつながりです。人の支えがあって社会で生活できる。そして仕事ができることを痛感し、今の自分が社会に恩返しできる講話に感動しました。

株式会社宮田ホールディングス代表取締役 宮田博文さんと

人の心が変わると人への接し方が変わり、この場合、トラックの扱い方も変わりました。優しい心が周囲に影響を与えていくのです。まるでペイ・フォワードのように優しい心は次々と広がっていき、やがて社会を変える力になります。

ところが世の中には優しいペイ・フォワードではなく、人の心を傷つけたり追い込んだりする行為をしている人もいます。このような人の心を傷つける閉ざされた社会は、希望より衰退の言葉が似合います。

宮田さんの講話を聞いた私たちは、和歌山市を優しいペイ・フォワードのまちに変えていきたいので、衰退よりも希望を選択したいと思います。「希望は心の太陽である」は宮田さんが伝えてくれた言葉です。良い行いを実践することが倫理だと思います。

その他

  • 後援会長の事務所を訪ねて今後の活動をお願いし、挨拶を行いました。お陰様で体制が整い始めました。
  • 高校生ダンスコンテスト実行委員会に出席しました。今年第二回目を迎えるこのコンテストは、ダンスを学んでいる高校生が目指す舞台に仕上げたいと取り組んでいます。たくさんの高校生の参加をお待ちしています。
  • 蓄電池などエネルギーに関する打ち合わせを行いました。
  • 後援会役員会を開催しました。これからの取り組みを話し合いました。