特別講演
和歌山市食品衛生協会総会に講師としてお招きをいただき、第二部の特別講演で話をさせていただきました。講演テーマは「これからの和歌山市2026」でした。約1時間30分かけて県議会の取り組みと2026年に和歌山市がすべきことを伝えました。真剣に聞いていただいたことに感謝しています。
特別講演終了後、会長から「片桐さんの話は興味深くてあっという間でした。昨年の総会にも講師として来ていただいていますが、そのとき『片桐さんの話を聴きにおいでよ』と身内にも話をして来てもらいました。講演会の前は『議員さんの話だから寝てしまったらどうしよう』と言っていました。ところが講演会後は『呼んでくれてありがとう。片桐さんの話はとてもおもしろくて、分かりやすくて議員さんの話に思えませんでした。90分の話は直ぐに終わってしまったので、もっと聴いていたいなぁと思いました』と話してくれました。
今回も片桐さんの話は、この20年間の和歌山県の歩みを伝えてくれたうえで、2026年の和歌山市は何を目指すべきか、そして何を実現させようとしているのか、実績と具体的な政策案を示しながら話してくれたので聞き入ってしまいました。2026年に仕掛けないと5年後、10年後の和歌山市は違った姿になることを理解しました。選択肢は私たちにありますから、具体的な政策を語れる人に託したいと思います。皆さんのお礼の拍手を御願いします」
とお礼の挨拶をしてくれました。
皆さんにこの20年間の県政の出来事とその背景を伝え、過去から現在につながっている課題をどのように改善していくのかを伝えることができたと思います。全てを記すことはできないので、以下に項目を記します。
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宇宙教育と「JAXAスペースティーチャーズ和歌山」の取り組みについて
これはJAXAの上野精一さんと初めて串本町を訪ねたときに話し合った「宇宙に一番近い和歌山県を目指そう」を実現するための活動を説明しました。初めて串本町に立った時から15年ぐらいの時が経過して現実のものになったことを伝えました。重要な政策は長い時間を経て実現するものですが、きっかけをつくらなければ実現できません。今やろうとしている政策も誰かが手掛けなければ実現することはありませんから、常に今が大事です。 -
フロリダ州との姉妹提携について
平成24年にフロリダ州との姉妹提携について質疑を交わしています。和歌山県とフロリダ州が姉妹提携を行ったことで、経済と文化交流などを行ってきた歴史があります。これから生かすことが和歌山市の観光振興につなげることを考えています。マイアミビーチシティは全米屈指のリゾート地です。和歌山県とフロリダ州が姉妹提携をしているのであれば、和歌山市とマイアミビーチシティも観光交流が可能だと思います。事実、今年にマイアミ日本商工会の幹事が和歌山市に来てくれました。そこで案内した和歌山城に歓喜の声を上げてくれました。地元の私たちは見慣れている観光地ですが、訪れた人にとっては新鮮な観光地に映ることを感じました。予算を使うことなく和歌山市の観光振興につなげるヒントを得ました。
-以下、具体的な政策を説明しました-
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和歌山南スマートインターチェンジについて
今ではなくてはならない和歌山南スマートインターチェンジですか、和歌山県議会で取り上げた時期は「和歌山市南部にインターチェンジは必要ない」との議論がありました。何度も南インターチェンジの必要性を訴え、必要とする理由を明確にして質しました。完成している今では信じられないと思いますが、必要ないとの認識が実現するためにクリアすべき事由を解決していくことによって前進していきました。もちろん高速道路ですから国土交通省や国会議員の力が必要だったわけですが、そのための地ならしは地元ですべきことです。予算を得るために必要な地ならしを本会議で取り上げることでできたことを説明しました。熱心に政策を問い掛ける議員が必要だということです。
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四国新幹線と紀淡海峡大橋について
南海フェリーの廃止が発表されています。これは第二国土軸を形成する海路なので、「廃止します」「はい、そうですか」では済まない問題です。取り上げた当時は海路と共に陸路の必要性を訴えました。それまでは紀淡海峡大橋の実現を求める議論は盛んでしたが、四国新幹線を加えた議論はありませんでした。そこで徳島県側との懇談の中で「四国新幹線を通そう」と話になり、県議会で取り上げたものです。四国新幹線は唐突に出てきたものではなくて、昭和の時代の整備新幹線計画に記載されている線路でした。ここで記載された整備新幹線計画、東北新幹線、北海道新幹線、九州新幹線、そして北陸新幹線は実現、または実現に向かっていますが、唯一、取り残されているのが四国新幹線でした。構想では徳島県と和歌山市を結び、関西空港と堺市を経由して新大阪に向かう路線です。県議会で四国新幹線を取り上げたのはこの時が最初だと思いますが、これが南海フェリーの問題とも関係しているのです。第二国土軸は運輸や観光の重要な道路でありなくすことはできません。何としても護らなければならないものなので、存続と共に四国新幹線と紀淡海峡大橋の構想を消さない取り組みが必要です。これは中期的にも実現は困難だと認識していますが、取り組まなければ実現できません。和歌山市の課題として押さえておきたい政策です。 -
和歌山市には大型の民間投資がなければ経済再生はありません。株価が上昇していますが、大企業の少ない和歌山市は、その恩恵を受けていません。和歌山市に必要なものは大型の民間投資に尽きます。これがなければ和歌山市の未来はありません。熊本県や長崎県、そして北海道の例を出すまでもなく大型の民間投資は地元経済に影響を与えますから、地元企業や飲食店にも好影響をおよぼします。大型の民間投資がなければ和歌山市の経済再生はあり得ませんから、和歌山市再生の政策の一丁目一番地は大型の民間投資、イコール企業誘致です。企業に来てもらうための条件整備がGX戦略で、和歌山市では二か所が有望地域として選定されました。再生可能エネルギーを誘致したとしても直ちに民間投資が始まるものではありませんが、和歌山市に企業に来てもらうために必要な土台作りだと捉えています。
GAFAを始めとする企業はRE100のエネルギーを使った製品供給を求めています。それをしていない企業は取引してくれない世界です。だったら和歌山市のこの地域に企業立地してくれたら、全てRE100のエネルギーを利用できますよと訴えることができますから、これまで和歌山市に関心がなかった企業も注目してくれるはずです。大型投資を呼び込めるきっかけとなるので、この取り組みを推進したいと考えています。今すぐ始めても成果が出るのは5年先、10年先ですが、今取り組まなければ将来においても実現できません。
和歌山市のリーダーを担うのは誰なのか、とても重要な和歌山市の2026年です。
以上が特別講演の主な説明を要約したものです。


