活動報告・レポート
2026年4月2日(木)

県議会建設委員会と県建設業協会による意見交換会

県議会建設委員会と県建設業協会による意見交換会

和歌山県議会建設委員会と和歌山県建設業協会による意見交換会を行いました。会議は和歌山県内の公共事業が減っていることや、和歌山県が入札制度を改定してから20年が経過していることから、実情にそぐわない箇所があることから、建設業が和歌山県に必要な業界であることを認識して県土発展につなげることを目的に懇談しました。

昨今、資材費や原材料費、そして人件費が高騰していることや、アメリカがイランを攻撃していることから中東情勢が不安定になり、今後のエネルギーの安定供給の見通しが立たないことなどから、現状のままでは県内の建設業界が生き残れないので公共事業の量の確保が必要になっています。

そこで公共工事、特に一般土木の仕事が減少していることから、昨年度は一件も受注できなかった事業者もある現実を示してくれました。仕事量が少ないので、落札できなかった会社も多数あるようです。ある地域では建設業者が90件に対して、1年間の公共事業は70件だったので、落札できなかった会社がありました。一社で複数の仕事を落札したところもあるので、半数近くの会社が受注できなかったことを説明してくれました。

このようにここ数年は、和歌山県の公共工事の数は圧倒的に減少しているので、来年度はどうしても予算確保が必要であることを伝えてくれました。他の府県の公共事業と比較すると和歌山県の仕事量は少なく、地域開発は相当遅れているとの指摘がありました。

特に和歌山県知事が財政危機警報を出して以降の仕事量は大幅に減少しているので経営者として「仕事量は半分ぐらいに落ち込んでいる感覚がある」と話してくれました。

加えて、公共事業が少ないので、民需拡大のための企業誘致も積極的に取り組んでいかないことには、この先、和歌山県内の建設業者が持ち堪えることができなくなるとの指摘がありました。

さらにセメントを始めとする材料費の値上げの依頼がメーカーから通知が来ているので、この値上げする単価を公共工事の見積もりに組み込むことができない問題も指摘されました。この問題に関して、和歌山県の制度である物価スライド制度を活用すれば予算化できるのですが、この制度を活用しても予算化までに2ヶ月から3ヶ月のタイムラグがあり、会社の規模によりますが資金面で持ち堪えられないので、県は資材費高騰などには即座に対応すべきだとの要望がありました。

しかも請負金額から1パーセント以上、値段が上がらないことにはこの制度を利用できないので、現状ではあまり機能していないようです。結局、建設業界でもICTやAIの導入を図りたいのですが、ある程度の仕事量が確保できないと設備投資に踏み切れないので、現状では会社のデジタル化への対応が遅れているようです。

建設業界からの要望を総括すると、ひとつは和歌山県の公共工事の仕事量を増やすこと。二つ目は制度導入から年月が経過している入札制度を見直すこと。そして県のA級業者が多過ぎるため適切な規模に絞ることです。

この中で一番必要なことは、和歌山県の公共工事の予算額は建設業者数と比較して相当少ないので、量の確保をして欲しいことが要望です。

また意見として、根本、つまり仕事量を増やさないと和歌山県は発展しないこと。現在、建設業界は、この先やっていけるのか不安に陥っていること。そして会社の規模が小さいと人材が集まらないので、仕事量を増やしてもらわなければ生き残れないことがありました。

県議会建設委員会と和歌山県建設業協会との意見交換会は初めての開催でした。現場の課題を説明してもらい要望としてあげてもらいました。県土発展のためにスピード感をもって対応すべき切実な問題であり、建設委員会として対応することを確認しました。

その他

  • 和歌山市の政策に関する意見交換を行いました。特に学校教育や郷土の歴史について提言をいたただきました。
  • 政策に精通している方と和歌山市の現状認識を共有しました。誰が政策に関わるかによってまちの将来が変わってしまうことの指摘がありました。
  • 落語家の小笠原さんが著書「神様のシナリオに笑いを添えて」を紹介してくれました。被災地のボランティアや健康のことを記していると聞きました。早速、読んでみます。
  • 高校生ダンスコンテストの和歌山県と和歌山市、県と市の教育委員会への説明と後援名義申請を行いました。今年昨年に引き続き第2回目を開催することが決定しています。高校生のダンス部を始めダンスに励んでいる皆さんを応援しています。
  • LC例会に大阪のLCから9名のメンバーが訪問してくれました。他クラブメンバーとの交流は刺激があり活力を得ました。交流機会は人にとっても組織にとっても大切なものですから、大事にしたいと考えています。