撤退が相次ぐ和歌山市
本日、南海フェリーが撤退する発表があり、たくさんの意見をいただいています。
知らされている内容は次の通りです。
南海電鉄は和歌山と徳島を結ぶフェリー事業について2028年3月末をめどに撤退する発表をしました。
和歌山市の和歌山港と徳島市の徳島港とを約2時間15分で結ぶ南海フェリーは1975年に設立されました。
現在は1日8往復、16便を運航していますが、明石海峡大橋の開業で本州から四国に向かう主要ルートが陸路に移行したことで利用者が減少していることに加え、新型コロナウイルスの影響で利用者が大幅に減少しています。2020年度は5億3,200万円、2021年度は4億6,200万円の赤字であり、2021年度以降は債務超過の状態が続いているようです。
更に、現在運航しているフェリー2隻のうち1隻が老朽化で更新の時期を迎えていて、仮に新たに造船する場合は40億円以上が必要となることから効率的な運行、経営は不可能と判断され、2028年3月末での事業撤退を決断したということです。
ただ船舶や設備の老朽化や従業員の確保などが難しい場合は、撤退時期を早める場合もあると聴いています。
何よりフェリーはトラック輸送など物流に必要な航路であり、南海フェリーの撤退は和歌山市が物流の流れから、さらに外れることになり県内経済に大きな影響を与えることになります。もちろん四国と和歌山を結ぶ観光でも影響がありますから、事業継承を始めとする働きかけが必要です。
和歌山県と南海フェリーとの交渉が不調に終わったと聞いていますが、それで終わってはいけないと思います。
個人的には先々週から事業継承を含めた働きかけを行っているところですが、存続のための声を上げる必要があります。運航中に事業継承先を見つけなければ、この撤退を復活させる事はほぼ不可能ですから、考えて動かずにいる時間はありません。具体的な資料を作成し、依頼できる事業者に提案しようと考えているところです。
そして本日の南海フェリー撤退に関する問い合わせ以外にも、3月に入ってから和歌山市の衰退を懸念する意見をたくさんいただいています。
主な意見を記します。
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小さなことかも分かりませんが、紀三井寺のモスバーガーや秋月の不二家がなくなったことや、アバローム紀の国も撤退するなど、和歌山市から事業者がたくさん消えています。
私たちの知らないところで、もっとたくさんの会社やお店がなくなっているのではないでしょうか。和歌山市が衰退に向かっていることをひしひしと感じます。
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和歌山市出身で、現在、大阪で働いている人からは、和歌山市に活力がなくなっていることも驚いています。私がいた時も商店街のお店は閉まっていましたが、もっとひどくなっていますね。人通りが少なく空き店舗や駐車場が目立つようになっています。
この現実に対して、和歌山県はどのような対策をしているのでしょうか。あまりにも対策ができていないような気がして、和歌山市の将来がとても心配です。
以上、主な意見を記しましたが、昨年来、和歌山県や和歌山市の将来への不安の声をたくさんいただいています。お店がなくなることは街の活躍を失わせることであり、事業所の撤退は雇用の縮小を招くことになります。またチェーン店が撤退することは、和歌山市の市場が以前よりも縮小していることを意味しています。
今日の南海フェリー撤退の報道は和歌山市内に大きなインパクトを与えました。これが衰退への一里塚なのか、これを糧にして再生の道を歩むのか。リーダーの危機感と行動力にかかっています。現状に歯止めをかけ反転させるためのリーダーシップが求められます。


