活動報告・レポート
2026年3月27日(金)

東京から見た和歌山市の危機意識

東京から見た和歌山市の危機意識

最近、和歌山市内で話題になっていることがあります。市内から撤退するお店や事業所が目立って増えていることです。急に撤退することはないので、数年前から内部で検討されていたと思いますが、最近は特に増えているように思います。

皆さんから「和歌山市はこのままで大丈夫ですか」など、たくさんの心配の声をいただいています。大小はありますが、声として上がっているのはアバローム紀の国の閉鎖、紀三井寺のモスバーカー閉店、県立医大のスターバックスの閉店、日前宮前の不二家の閉店などです。まだ混乱するような撤退の話もありますが、これまで地域で親しまれてきたホテルやお店がなくなるのは寂しいこともありますが、それよりも衰退しているイメージがあります。

県庁所在地の県庁前にあるホテルの閉鎖や人気チェーン店の閉店は衰退を感じさせるもので、私たちを不安に陥らせる影響があります。

現在の日本社会は株価上昇、春闘での賃上げ満額回答など景気回復が強調されていますが、和歌山市ではそんな社会の嬉しさは感じられません。むしろ撤退による衰退しているイメージが色濃く出ています。閉店は売り上げやお客さんの減少によるものが原因だと思うので、和歌山市の経済は芳しくないことや市場が縮小していることを実感します。

これまで地域に馴染んでいたチェーン店の閉店は「和歌山市は大丈夫だろうか」と不安を感じさせる原因となっています。

現実回避の考え方の人は「老朽化で設備投資ができなかったから」だとか「賃貸契約期間満了によるもの」など理由をつけたがりますが、店舗の売り上げと利益があれば期間延長も検討の余地があったはずです。そうしなかったのは、例えばチェーン店全体の平均よりも利益率が低かったことや賃料の値上げ要請があり、それでは利益が確保できなくなるなどの要因もあったのではないかと思ってしまいますし、十分な利益が上がっていれば、撤退の判断はしなかったと思います。それだけ和歌山市の市場に魅力がないと捉えて、今後の市のあり方を考えるべきです。

これらの現実から、東京の経営者から厳しいけれど考えるべきだという課題を突き付けられました。それは「日本で和歌山県がなくてはならない理由を考えてください。東京から見ると和歌山県がなくても何も困らないように思います。和歌山県がこの国を支えているという強みを和歌山県は答えられますか。どの府県でも強みを発揮して東京に届くようにしていますから、和歌山県も考えるべきです。

表面化している現実を見て、何も危機を感じないようでは、将来はありません。安易な『この程度の閉店なら影響がないので大丈夫』だとか『やっぱり自民党でなければ』など言っている人がいるようですが、現実を変えるためには人や考え方、価値観を強く変える必要があります。撤退や衰退のイメージがある延長上に将来はないということです」。

この東京からの意見は、和歌山市があまりにも危機感がないことを危惧してくれるものです。今、和歌山市が危機に直面していることを分かったうえで、将来の選択をする時期だと考えています。

その他

  • 青空こども食堂に係る会議を行いました。このイベントへの協力企業の集約と広告板の設置に関する打ち合わせを行ったものです。子ども食堂への開催案内と準備を進めています。
  • 青空こども食堂で実施するバザー商品への値付け作業を行いました。バザーを担当する和歌山レオクラブのメンバーのお手伝いをしたものです。
  • 和歌山市内でのボランティア活動に関する協議を行いました。人と資金集めに奮闘し、個人負担を伴いながら実施している現状が分かりました。支援し合える社会を築くには、まだ道半ばです。