活動報告・レポート
2026年3月25日(水)

白浜町の観光施策

白浜町役場を訪ねて、ポストパンダの白浜町の観光施策について説明をいただきました。白浜町はパンダがいない後の観光施策を積極的に取り組み、それらはマスコミを通じて発信しています。そこで施策の一部を紹介します。

長期的な戦略として「白浜温泉街活性化構想推進計画」を立て、豊かな温泉資源を生かした観光振興を計画しています。一般的に温泉街は冬場にお客さんが来るのが通常ですが、白浜町は白良浜の海水浴のイメージが強いようなので、夏の観光客が多く、冬が閑散期になっています。観光客の平常化を目指し温泉をアピールし、冬の観光客の呼び込みを進めているところです。本年度は温泉資源の施設整備を行うことや、ドッグランを作るなどの取り組みを行い、国内誘客とインバウンド観光客とスポーツ合宿などの誘致を目指しています。

また白浜町単独ではなく高野町と九度山町と観光協議会を設立し、広域観光で観光客を呼び込もうとしています。和歌山県を代表する観光地である世界遺産高野山を持つ高野町と九度山町、そして白浜町が核となり和歌山県を周遊する観光コースも検討しているようです。

観光地にとって観光客の落ち込みは税収減につながりますから、それを補うためには民間企業の投資を求めるか、観光客から応分の負担をしていただく宿泊税の導入が必要となります。白浜町では積極的に両方の取り組みを検討していることを知りました。白浜町観光施策に充てている予算は約6億円なので、宿泊税の見込み額も約6億円で、これで町財政の負担をなくし観光施策を継続できることになります。

現在の白浜町は大江町長の方針で、ネガティブで暗い町に観光客は来てくれないので、「ワクワクする」白浜町にするための取り組みを行うよう指示が出ているようです。白浜町が頑張っている姿を発信することや、白浜町がおもしろい取り組みをしている姿を、マスコミを通じて発信することが今後の観光客増加につながると話してくれました。このような町の積極的な姿勢が、パンダがいなくなった後の白浜町の観光を支えているのだと感じました。

また「大阪IR」のお客様を呼び込むため、大阪府観光局との協議会に参加をしています。ここには温泉町である加賀市、熱海市、松江市、松山市、別府市、そして白浜町が参加し、「大阪IR」に来たお客様を温泉地に誘客しようという取り組みを検討し始めています。

2030年に開業予定の「大阪IR」のお客様を白浜町に呼び込む取り組みを、いち早く進めているのは町長の慧眼です。

そこで私からは、白浜町にあるラグジュアリーホテルをインバウンド観光客などに紹介するパンフレットやSNSで発信することや、白浜町内にゴ・エ・ミヨに認定されているお寿司屋さんがあるので、これらの情報発信をすれば富裕層の誘客に繋げられるのではないかと提言しました。

観光は国内国外、そして個人客や団体客など、あらゆる層にアプローチすることが必要です。積極的な白浜町の取り組みの参考になれば幸いだと伝えました。

大江町長は「マスコミで白浜町の観光施策を発信してもらうことが大事なことです。ネガティブなことを言っても観光客は来てくれません。暗い町に誰が来てくれるというのでしょうか。やはり観光客は『ワクワクする町』に行きたいと思うはずです。だから職員さんには『ワクワクする』仕事をして下さいと伝えています。思い切りやったら良いのですよ」と話してくれました。

そこで白浜町の職員さんに尋ねました。「町長が『ワクワクする取り組み』をやれば良いと言ってくれることは有難いことですね」。職員さんは「そうです。やろうと思います」と答えてくれました。

私は「大江町長は判断できる町長ですからね。予算がないだとか、提案しても判断できない町長ではないので、職員さんとして施策の提案のやりがいがありますね」と話したところ「そう思います。ワクワクする施策を考えることもワクワクすることです」と答えてくれました。大江町長イズムが浸透していることを感じました。