和歌山市内の小学校でPTA役員会が開催されました。これは過日、同校のPTA会長から「2月の役員会の中で研修機会として、議会報告をして欲しいと思います。テーマは『和歌山県の防災の取り組みと公教育について』お願いしたい」ということでした。私は「有り難い依頼なので喜んで引き受けさせていただきます」と答え実現に至ったものです。
以下、防災に関して最初の項目の話について記載します。
防災に関しては、既に行政からの情報で知っていることを話しても面白くないと思うので、全く違う観点から話をします。だから東南海地震や南海トラフ巨大地震の発生確率や規模、和歌山市に到着する時の津波の高さなどには触れません。防災に関して抜粋した資料を配布しますが、後で読んでおいてくれたら良いと思います。
それよりも小学校の体育館や教室を避難所として活用することの問題点と改善すべき事項と改善している経過や、他の学校で防災対策として取り入れているマンホールトイレやかまどベンチなどを紹介したいと思います。
具体的事例として、昨年8月に和歌山県内に津波警報が発令された時、市内のある中学校に地域の高齢の皆さんが避難してきました。ところが津波警報なので避難場所は体育館ではなくて校舎の一番高い教室でした。この学校であれば4階、昨夏、避難してきたその学校は5階建てでした。学校側はマニュアル通りに「5階の教室に避難してください」と案内したので、学校に避難してきた高齢者の方々は自宅に帰ってしまいました。学校の対応が悪いわけではありません。地震の時は体育館、津波の時は校舎の一番高い教室となっていますから間違いではありません。ここで必要だったのは応用力でした。
「津波警報で避難してきたのだから5階に避難してもらいたいけれど階段は登れないので、取り急ぎ2階の教室に避難してもらおう」と考えて行動すれば良かったのです。最初の警報発令の時は津波の到着時刻や波の高さなど詳細は分からなかったので、初期対応として2階の教室に避難で良かったと思います。時間と共に詳細な情報が入ってくるので、その情報を元にして避難場所を変えていけば良かったのです。これはマニュアルに記載されていないので、学校側の経験と知識が必要だということになります。その知識と経験は県庁や市役所が担当しなければならなかったのです。
人は経験していないことや学んでいないことを実行することは難しいのです。だから防災に関する知識付与と訓練を日頃から行っているのです。しかし学んでいたとしても、数年間、使っていない知識と経験は、実際に巨大地震や津波警報が発令された時には役立ちません。これは毎年、繰り返し、繰り返して訓練する必要があるのです。それも県庁や市役所の役割です。
同じことが高齢者の方の避難にも言えます。避難場所に指定されている小学校に避難するのではなくて、地域にある福祉避難所に避難する方が良いと思います。そのためには例えばPTA役員さんとして、福祉避難所とのコミュニケーションを図っておくことや市役所との連携と備えをしておくことが必要なことです。また市内のホテルでは災害発生時の避難所として和歌山県や和歌山市と災害発生時の提携をしているところがあります。キャパシティがありますから全ての人が受け入れられるわけではないのですが、子どもや病気の人、女性などが優先的に避難できるように日頃から対応を考えておく必要があります。
学校施設もPTAも通学している子どもが最優先なのは言うまでもありませんが、災害発生時に備えて知っておいて欲しいことがあります。今は話したことがその一つですから、PTA活動の中で話し合ってくれる機会があれば良いと思います。地方自治体や自衛隊などは巨大災害発生時には必ず支援に来てくれます。しかし災害発生状況によっては直ぐに現地に入れないことや物資を届けられないことがあります。ですから1日、せめて3日間は自分たちで避難行動を取る、学校に避難してきた皆さんで助け合うことが必要です。3日以上経過すれば公的機関の支援は来ますから、初期行動に関してはPTAで話し合っておいて欲しいと思います。
以上が防災に関する第一項目の話です。
第二項目以降は、防災に関しては和歌山県で取り組んでいること。東京大学災害対策トレーニングセンターの和歌山県内での活動。避難所運営で大事なTKBの備えを順次行っていること。阪神・淡路大震災や東日本大震災、そして能登半島地震から学んだ支援活動についてなどを説明しました。
続いて教育の分野では、和歌山県での宇宙教育と「JAXAスペースティーチャーズ和歌山」の活動。歴史教育として故郷の偉人を顕彰する教育。公立中学校での給食開始について。小学校の体育館の空調設備について。
その他として、道路形態変更に伴う黒田交差点から吉田交差点の間の渋滞や大浦街道の渋滞について。JR和歌山駅東口の車の駐車場所がないことについて。
以上の項目について説明を行いましたが、これらの項目について、どこにも掲載されていない内容の話をしました。熱心に聴いていただいたPTA役員の皆さんに感謝しています。
- 和歌山県内の経営者と上京し、オンライン会議を続けている会社の東京本社内で会議を行いました。社会情勢の変化と外国企業の進出による市場の変化に対応する施策について協議を行いました。早急に今検討している成長戦略を完成させて市場変化に対応することにしました。巨大な資本力があり製造原価の安価な外国企業の進出に対抗する方法を考えています。
- 靖国神社を参拝しました。一緒に会議に出席した和歌山県内の会社の社長が、「昨日、靖国神社に行きたいと思いました」と言ってくれたので参拝したものです。一緒に英霊の御霊に感謝の意を伝えました。


