後援会役員会を開催しました。厳寒の日となりましたが、皆さんにはお集まりいただいたことに感謝しています。役員の皆さん対して県政報告をさせていただきましたので掲載が可能な事項に関して、一部発言内容を変えて以下に記します。
ご承知の通り和歌山県経済は依然として低迷しています。工事現場仕事が少ないことから県外に仕事に出掛けている人や会社が多くなっています。県外の仕事の単価が良いため会社の売り上げは保っているのですが、県内の仕事がないので将来の不安を抱えています。
それだけではなく、和歌山市内では1月に入って飲食店のお客さんは少なくなっていて「例年、1月、2月はお客さんが少ないのですが今年は特に少ないです。寒さの影響もあるのでしょうが消費は細いです」との発言も聴いています。
過去、まちの開発は鉄道会社と大手不動産会社が担ってきました。首都圏や京阪神を見れば一目瞭然です。ところが和歌山市の開発が遅れてきたのは鉄道会社と大手不動産会社が組まなかったことも原因だと思います。まちの発展はリーダーシップと行政手腕も原因していますが、民間事業者の開発が少なかったことや大型投資が少なかったことが大きな原因だと考えています。いつの時代も地域発展には資金投入が必要でした。資金がないまちの開発や地域発展はありません。和歌山市は民間投資が少なかったことが発展を遅らせてきた最大の原因です。
ですから今必要なことは民間投資であり、しかも時代が要請する大型の民間投資以外にありません。半導体、AI、データセンター、蓄電所などがあげられますが、これまでの活動で分かったことは、半導体やAI企業が和歌山市に進出する可能性は限りなく少ないということです。必要な土地、水と電力、そしてエンジニアを始めとする人材などは和歌山市に不足しています。人材に関しては和歌山市が劣っているのではなくて、県外に出て行ってしまって戻ってこないのです。また半導体やAI企業の誘致に関しては、工業用地のインフラ整備が遅れているので、直ぐに活用できないことから可能性は低くなっています。民間企業が投資をする判断の一つは、直ぐに建設に着手できるかどうかがあります。投資した資金は極力早く回収して次の投資に充てたいので、何年も資金を寝かせておく企業はありません。この条件は和歌山市にとって厳しいものです。本来であればインフラ整備を行った企業誘致を行うべきですが、進出企業が決まっていないのでインフラ整備に資金を投入していないのです。
そのため実現可能な取り組みは限られていて、それは2年後の公募が決定している「和歌山IR」なのです。「IR」と言うとカジノとだけ言う人がいますが実際は違います。カジノを含む統合型リゾートなので、リゾート施設が建設されることになります。それは事業者と地方自治体の意向と事業計画にもより違ってきますが、例えば国際会議場、eスポーツ競技場、バスケットアリーナなどの立地も考えられます。それ以前にショッピングセンターや地方都市には存在しないタイプの飲食店などは当然、誘致されることになります。和歌山市に世界から誘客できて、地元の私たちも楽しめるリゾートがひとつできるということです。そして雇用が増え経済効果もあがり、お客さんが市内に来てくれることになります。付随する産業やホテルの進出もあるので、IR事業者が計画している投資額以上に資金がこの地域に投入されます。
行政にとっては税収が増えるので、やりたい市の政策に充てることができます。教育や福祉、道路や下水道などのインフラ整備にも使うことができますから、老朽化したインフラの改修や設備維持も可能となります。市役所や県に行って要望した時に、「予算がありません」と言われた経験を持つ人はいると思います。「予算がないなら仕方ないか」と思って引き上げることになっていますが、予算があればこれまで要望を受けた改修や将来必要な政策を前倒しで進めることができます。
こんな利益を受けられる取り組みは他にありません。衰退に向かっている和歌山市の将来を発展に切り替えるためには「和歌山IR」が必要です。決めるのは県知事ですが、立地市として県知事に意向を伝えることができるのは和歌山市です。今この時期を逃すと次はありませんから、今年は和歌山市にとってとても重要な年になります。私たちの力で和歌山市に活力を取り戻したいと思います。
お集まりいただいた皆さんに心から感謝しています。


