首都圏から来てくれた方と話をしている中での会話です。
和歌山県の経済は良くないようですね。首都圏は別格ですが、地方都市の中にも元気なところがあります。こちらでの和歌山県の話題は産業が振るわないことや新規事業がないことです。ENEOS撤退とその後の対応については聴いていますし、御坊発電所の廃止についても知っています。これまで地域を支えてきた産業が撤退していることが和歌山県の現在の姿だと思います。逆に産業界で良い話は聴こえてこないことが残念です。私は和歌山県のファンなので氣にしているので話が届いていますが、和歌山県に関心のない首都圏の人は和歌山県のことは全く知らないですし関心もないですよ。
確かに羽田空港から白浜町まで飛行機が飛んでいますが、私の周囲で白浜便を利用している人の話は聴いたことがないです。白浜町や那智勝浦町は観光地なので、観光で利用している人はたくさんいると思いますが、ビジネス利用している人の話は聴いたことがありません。やはり和歌山市がビジネスの中心だと思うので、関西空港か伊丹空港を利用しています。但し羽田空港から関西空港行きの便の利便性は極めて良くないです。羽田空港からだと朝の早い時間を利用する必要があり、午後からの会議の場合、ちょうど良い時間帯の便がないので伊丹空港を利用しています。伊丹空港の利用者が多いことから難しいことは理解していますが、まずは関西空港便を増やして欲しいですね。それが和歌山市でビジネスを促進するための条件になると思います。
ビジネスで訪れる人が少ないことも経済が低迷している原因です。ビジネスで和歌山市を訪れる人は首都圏でのビジネスは別としても少ないと思います。その理由は明確で、市場が小さいことと東京と関連性のある産業がないことです。AIやインターネットサービスなどの通信系の仕事が少ないことや大型投資がないことが原因です。市場規模や立地からビジネスの採算性を考えると、和歌山県に進出という選択肢は少ないのです。ですから市場規模との関連が少ないAIやデジタル系のビジネスを目指すべきですが、現時点ではその傾向にはないように感じます。それ以外ではリゾート産業が考えられますが、何分、首都圏から遠いので手軽なリゾート地ではありません。自然と食はありますが、後の要素であるリゾート地に必要なエンターテイメントが必要だと思います。滞在して楽しめる施設やサービス環境が欠けていると思います。東京のように何でもある必要はありませんが、和歌山県で楽しむには「これ」という強みが必要です。
「これ」という強みがないと将来、和歌山県は消滅してしまいますよ。私は和歌山県ファンだから言うのであって、消滅して欲しくないから指摘しているのです。今以上に既存の産業が縮小することや人口が減少し経済規模も縮小していくのであれば、今までの和歌山県は消滅することになります。産業と市場が縮小していくとビジネス機会も失われていきますから、東京から和歌山県はますます遠くなっていきます。企業は投資するに当たって費用対効果を考えるので、市場の小さな県よりも大きな市場のある県を選択します。現在が限界ラインだと思って産業誘致と市場の確保に取り組まないことには将来は明るいものにはなりません。「和歌山県ってあったっけ」と言われるようなら笑い話にもなりません。
早く和歌山県の置かれた立場に氣づいて必要な取り組みをしてください。思っているよりも与えられている時間は少ないうえ、市場経済の中で時間は待ってくれません。
残念ながら日本は和歌山県を中心に回っていません。和歌山県のために時間も人も、そして投資も待ってくれません。そのことに氣づくなら経済再生のために必要な動きを速めるはずですが、如何でしょうか。参考にしてくれると幸いです。
という意見です。
東京から見た和歌山県の置かれた立場をうかがい知ることができます。時間は限られているので経済再生のための動きが必要です。和歌山時間ではなく標準時間に沿った動きをしたいものです。


