活動報告・レポート
2025年12月20日(土)
新社屋落成式
新社屋落成式

お世話になっている会社の新社屋落成式に出席しました。式典に出席して、設立わずか6年で新社屋を完成させた手腕に敬服しましたが、社長の挨拶からその一端を知ることができました。従業員さんと来賓の方々に対するお礼の挨拶の第一声は「皆さんにお伝えしたいことは、感謝、感謝です」から挨拶が始まりました。途中、何度となく挨拶の中に「感謝」の言葉が込められ「従業員の皆さん、ここにお集まりの会社を支えてくれている皆さん、お客様など全ての人のお陰で、この会社があります。感謝です」と伝えてくれていました。

社長挨拶で「感謝」の最初に出てくるのが「従業員の皆さん」です。お客さんでもなく来賓でもなく、従業員さんに最初に「感謝」する心が大事だと思います。もう時代は、お客様は神様の時代から、従業員さんを大切にする経営の時代に変わっています。従業員さんをハラスメントなどから護ることが経営者の役割の一つです。この経営方針が短期間で会社を成長させた秘訣だと思います。とても氣持ちの良い落成式にお招きいただいたことに感謝しています。

さて来賓で参加されていた住宅会社社長と話した内容です。

「前期と今期の住宅着工件数は50%ぐらいに減少しています。私の会社は事務所の新築の仕事が多いのでまだ何とかなっていますが、住宅建築だけだったら厳しいと思います。

住宅建築が減少している原因は銀行のローンが通らないことです。資材費や人件費が増えているため住宅販売価格が上昇しています。和歌山市内の住宅価格は4,000万円を超えているので銀行ローンが通らなくなっています。共稼ぎの家庭でも住宅ローンが通らないことも珍しくないのです。これから金利が上がるので住宅ローンの金利も高くなりますから、一体、来年はどうなるのだろうと思っています」という話です。

他の住宅会社からも「住宅ローンが借りられないので住宅が売れない」と聞いていますが、和歌山市内の住宅事情、経済情勢が分かる指摘です。

昨日開催された金融政策決定会合で、日本銀行は政策金利を0.75%に引き上げると決めたことが報道されました。政策金利が0.75%に達するのは、1995年8月以来、約30年ぶりのことだそうです。この利上げで住宅ローンの変動金利や企業向けローンの金利が上昇することになるので、この住宅会社社長が来年の不安を話してくれたものです。

既に長期金利も2%を超えていますし、30年国債は3.3%前後を推移しているように高水準です。

この金利上昇が与える影響は次の通りです。

  1. 国の借金の利息負担が増大すること。

    国債の金利が上昇すると、政府が借り入れる際の利息が増え、国の財政に負担がかかります。

  2. 一般的な債券市場

    既発債の価格が下落すること。

    長期金利が上昇すると市場に出回っている既存の債券の魅力度が下がります。これにより、既存の債券の価格は下落します。償還までの期間が長い債券ほど金利上昇による価格下落幅は大きくなります。

また長期金利3.5%を超えると国内経済への影響がかなり出てきます。一般的に企業の利益は5%程度ですから、長期金利が3.5%に上昇すると、貸出金利は4%を超えてくると思われます。すると企業の利益が限りなく薄くなるので内部留保のある大企業は持ち堪えられるとしても中小企業の決算は厳しくなります。販売価格を上げるか、価格改定をしなければ利益は上げられないので、結果として給与を上げられない、設備投資ができないことになりますから、経済は下降に向かうことになります。

経済を考える時、30年国債の金利が3.3%程度になっている現状を知り、今後の動向を注視してみたいと思います。

さて落成式は盛大に、活力あふれるものとなりました。改めて、新社屋完成をお祝いいたします。

県展

和歌山県立近代美術館で和歌山県展が明日まで開催されています。写真の部で小池さんが入選したので鑑賞に行きました。作品名は「構造の美」で、小池さんが70年間にわたり写真のテーマにしている構造物を撮影した作品です。建築の技術者である小池さんは、職業柄、写真のテーマは「構造物」で一貫しています。

和歌山県展

本日、県展で作品を観た時「どこの建築物だろう」と思ったので連絡をしたところ「京都駅の天井です」と答えてくれました。京都駅の天井とは思わなかったので「想像できないアングルです」と伝えました。すると「私は建築物を撮影し続けてきました。今回は京都駅の天井を撮影した作品です。私は技術者が懸命に造り上げた建築物や建造物を写真で撮影して、みんなにその造り上げた美を知ってもらいたいと思っています。そしてその建築物を記録として後世に残したいと思っています」と話してくれました。

建築物の構造やそれが美しいことに氣づく人はそれほど多くありません。そのため写真作品にして賞を受けることで、多くの人に観てもらえると思ったのです。写真作品にすることで関心を持つ人が多くなりますし、その作品を観た人は「何だろう」と思い、小池さんに尋ねることになります。質問を受けた小池さんがその説明をすることで、記録と共にその人の記憶に残ることを期待したのです。

構造物を後世に残すための写真作品を撮り続けている、小池さんの思いに触れることができました。入賞作品の鑑賞から関心領域が広がったことを嬉しく思います。

その他
  • SNSの有効活用と和歌山県を巡る動きについて会議を行いました。
  • LC忘年家族例会に出席しました。二胡の演奏や抽選会など、会長幹事を始めとするメンバーの企画に感謝しています。