令和7年12月県議会定例会が全ての議案を可決して閉会しました。本日は各委員長からの委員会審査の報告、行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長報告などを経て採決しました。全ての議案が賛成多数、または賛成全員により可決されました。私は全ての議案に関して賛成の起立を行いました。
この議会が本年最終の議会となりました。本当に早いもので2月議会から始まり、6月議会、そして9月議会と登壇してきましたが、12月議会は登壇を見送りました。それには理由がありますが、県政発展のため水面下で取り組むべきことに尽力しました。もとより微力ですが、県議会議員の一員としてやるべきことを見定めてしっかりと取り組んでいます。
今日、友人たちと懇談会を行いましたが、その中でトラック会社の友人が「今年の7月から9月まで、過去最高に仕事が少なかったです。『大阪・関西万博』の影響もあると思いますが、一番の理由は公共工事が減少していることです。和歌山県は公共工事頼みのところがあるので、公共工事が減少すると仕事がなくなりますね。今、好調なのは奈良県の公共工事です。京奈和自動車道の延伸が進んでいるのでトラック需要があるのです。私の会社でも奈良県の仕事の話をいただいているのですが、奈良県まで行く経費と毎日奈良県まで行く従業員への負担を考えると、無理に仕事を請けなくても良いと判断しています。和歌山県の経済を何とかしないことには和歌山県の将来はないと思います」と話してくれました。
12月になって意見交換会や懇談会の場で聴く話が「今年の12月ほどお客さんが少ない、仕事が少ない年は初めてです」ということです。どの分野の仕事も減っているのだと感じています。現場の声は心からの声であり、直接聞くと心の中にずしりと響いてきます。私は活字にしてその思いを伝えるようにしていますが、心のニュアンスや熱量を活字で伝えることは難しいのです。また言葉の解釈は人それぞれなので、同じ話でも私が捉えた意味と他人が捉えた意味に違いがあることは多々あります。
それでも聞いた話を活字にしないことには、その人の言葉を伝えることができないのです。多くの人は聞いた話を活字にしていませんから、その時の感動や凄いと思ったことを伝えられないのです。感動や凄いと思ったことは活字にして記しておき、人に伝えるときはその活字を自分の言葉に置き換える作業が必要となります。
活字にしておかなければ、数日後には自分の言葉にして話すことはできなくなっています。活字は言葉の缶詰のようなもので、缶を開けると感動や凄いと思ったことが蘇るのです。
さて話はそれましたが、県議会は補正予算を含む条例改正案を可決して閉会しました。県下はお客さん減少や公共事業の減少があることから経済振興策を強く望んでいます。それに応えるのが県政であり、県民生活の基本は経済振興です。経済が低迷すれば所得は減少しますし、消費需要も落ち込みます。所得と消費が落ちて和歌山県が元気になることはありません。和歌山県ではどうしても経済振興策が必要で、公共事業も大切ですし大型民間投資はもっと必要です。本日すべての議案を可決しましたが、そこに大型の民間投資を呼び込むための施策を織り込み、何としても実現させる必要があります。そのためには本気と覚悟が必要です。
和歌山県経済振興策に関して本気で話を伝える機会を持ち、それに答えてくれる瞬間がありました。当初「和歌山県経済がこのままで良いとは思っていません。良い策があれば実行したいと思っていますが、それがないのです。良い事業者があれば、是非とも来て欲しいと思います。これまで一度も来たことがありません」という話がありました。
私は「だったら和歌山県に連れてきますから、会ってくれますか」と伝えたところ「是非、会います」と答えてくれました。一言が人の心を動かせます。私はこの答えに対して、誠意をもって応えます。年末から年始にかけてスケジュールを組んで、次のステージに備える覚悟です。


