本日、午後4時15分から観光庁の村田長官の記者会見があり、その中で「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、整備地域の追加の申請を2027年5月6日から11月5日まで受け付ける」方針を示しました。加えて「今年10月27日に締め切った意向調査で申請意向を示した自治体があった。今後、各地域でさまざまな検討がなされる」と伝えました。
またパブリックコメントは本日から1ヵ月間募集し、パブリックコメントに寄せられた意見を参考にしながら政令公布の準備手続きに入ることも示しました。
この件に関して私は、令和7年6月和歌山県議会で「IRの公募時期はそれほど遠くないこと、および観光庁による意向調査が今秋に行われることなどから、和歌山県として判断をすべきだ」との質疑を交わしています。
つまり令和7年6月から12月までの半年間の検討期間があり、この間に県民の皆さんや経済界の意向調査を行うための十分な時間があったのです。和歌山県が公募に応じるかどうかの判断はともかく、IR申請に向けて知事が申請を「やる」か「やらない」かの意思決定をするために情報収集する時間は十分にあったわけです。
ところが令和7年12月議会の同僚議員の質問に対して「大阪IRの開業後の姿をしっかりと見極めたい、そのうえで和歌山県におけるIR誘致の是非を慎重に判断すべきという思いを持っています」と答弁がありました。
本日の観光庁長官の記者会見では、パブリックコメントの時期と公募の時期が示されたわけですから、2030年秋に開業予定の大阪IRの開業の姿を待って判断することはあり得ないことが明確になりました。
これまで和歌山県知事に対して、令和7年6月と9月の県議会定例会で「和歌山IRの実施について」質問を行いましたが、私が質問に織り込んだ内容に近い内容で意向調査と公募スケジュールは進んでいます。
しかもパブリックコメントは本日からスタートしていますから、IRに応募しようと考えている都道府県は一斉に準備に取り掛かります。そのため意思表示ができていない和歌山県は「やる」か「やらないか」の意思決定を早急に行う必要が生じました。
本日、12時30分から16時までの間、現役世代の若い皆さんに県政に関する意見交換会を行いました。テーマの1つとして「和歌山IR」を取り上げましたが、全員が「推進すべき」と答え、「和歌山県経済がずっと低調な中、新しい産業は必要です。和歌山IRは絶対に実現すべきだ」との意見をいただきました。
また1人の方は「和歌山IRに反対の意見は聞いたことがない。私の周囲では全員が賛成です。私は反対している人にその理由を聞きたいぐらいです」と意見がありました。
今回の本会議の知事答弁の中に「交通渋滞の発生やギャンブル依存症患者の増加、IR関係以外の地域の産業における人材確保が難しくなるといった負の影響の可能性に対する根強い懸念があると認識しています」との答弁がありましたが、全く的外れです。
予め交通渋滞が予測できるのであれば、交通渋滞を避けるよう道路整備を行うのが道路行政の役割です。キャンブル依存症に関しては、大阪を始め日本国内に3カ所のIR施設ができるのですから、和歌山県にIRがなかったとしてもギャンブル依存症になるリスクはあります。ギャンブル依存症を懸念しているのであれば「全ての和歌山県民はIR施設に出入りできない」という条例を作って歯止めをかけるべきです。
また他業種の人材確保の問題に関しては、熊本県や北海道の新しい産業誘致の事例を見れば、極めてナンセンスであることがわかります。つまり、新しい産業で働く人の所得が増えれば市内にお金が循環しますから、他の産業にも好影響を与えます。それ以前に、建設段階から事業者は資金を投資しますから、県内にお金が循環することになり他産業に好影響を与えることになります。
事業総額約1兆円にも及ぶとされるIR事業ですから、極端なことを言えば和歌山県内に真水で1兆円の資金が投資されるわけです。これだけの資金が投資されれば県内経済は今以上に循環することは確実です。
もし和歌山IRを断念すればこの資金循環はなくなり、和歌山県経済は更に沈んでいくことになります。新しい産業の誘致が進まない和歌山県において、和歌山IRに名乗りを上げるのは極めて重要な判断であり、これ以外の経済効果と雇用増加につながる選択肢があるのなら、是非とも知事に代替案を示して欲しいところです。
とにかく、観光庁長官から本日からパブリックコメントと公募の時期の発表があったことから、早急に意思決定をしなければならないということです。
この機会を逃したら、経済効果も雇用増加も和歌山IR以上のものは生まれませんから、和歌山県の将来は極めて暗いものになります。それに加えて、和歌山IRに期待している経済界や県民の方々の失望感が広がり、県全体の民間活力低下が懸念されます。令和7年12月県議会は今週の金曜日に閉会となります。そのため非公式の場になりますが、この問題を協議したいと考えています。
- 102歳の経営者と今年最終となる懇談したこと。「健康維持こそが強い力になること」「欲を持つこと」などの心構えを伝えてくれました。
- 12時30分から15時30分まで6回に分けて現役世代の皆さんに議会報告を行いました。テーマの一つの「和歌山IR」は参加者全員が賛成で、「反対する理由がない」「反対の声は聞いたことがない」「反対する理由が分からない」「将来世代のことを考えると推進以外の選択肢はない」「若い人の意見を聞いて欲しい」などの意見をいただきました。


