活動報告・レポート
2025年10月13日(月)
久保美雪さんソプラノリサイタル
久保美雪さんソプラノリサイタル
久保美雪さんソプラノリサイタル

「久保美雪さんソプラノリサイタル」を鑑賞しました。久保さんのオペラの迫力に参りました。「凄かった」の一言ですが、久保さんは乳がんが発見され手術を行い、現在も治療中だそうです。闘病中「何としてもコンサートに復帰するんだ」と決意して、今日の舞台に至った話を聴きました。命を賭けた舞台で迫力があるはずでした。

いつも久保さんのオペラは迫力を感じますが、今日は別格だったので「凄いなぁ」と思って閉幕した後で久保さんがマイクを取って、闘病していることを語ってくれたのです。

もう舞台に立てないのかなと思ったけれど、もう一度戻るんだと決意して今日を目指してきたこと、そして復活できた喜びが表現されていたのです。人生の苦しみと喜びの心がオペラを通じて伝わってきました。歌っている時は健康面での不安は全く氣づかなかったのですが、精神的にも体力的にもきつかったと思います。久保さんの心、魂の舞台の迫力を感じることができました。

命を賭けたソプラノリサイタルの案内をいただき鑑賞できて本当に良かったと思っています。

久保さんを始め今日の舞台をつくり上げた関係者の皆さんの熱意に、心から敬意を表します。本当に素晴らしい舞台でした。

来春からの市立中学校での給食の問題

和歌山市内の市立中学校では、令和8年4月の新学期から学校給食が始まります。給食は無償化するので負担が軽減されることになります。保護者の要望に応じた給食の無償化ができることは歓迎すべきことです。

しかし新しい取り組みは問題点も発生します。今回の問題点は次の通りです。

この取り組みは、共同調理場で調理した給食を市内の各中学校に配達するしくみを採用することになっています。食品衛生上、各中学校の調理室に配達するので、そこから教室に運ぶ必要があります。2校を除く市立中学校の建物にはエレベータやリフトが設置されていないので、給食は生徒や教師が階段を運ぶことになります。熱いうどんやお味噌汁を運ぶときの安全確保の問題と、重い給食を持って階段を上がることになり教師への負担となります。各中学校の調理員は2人だそうですから、既に人員が足りていません。そのため4限を終えた時点で、教師が2階、3階、4階まで運んでおくことを協議している中学校もあります。

また生徒が運ぶ中学校もあると思いますが、安全面と衛生面で問題が考えられます。

安全性の点は先に記述したようにエレベータやリフトがないことです。来春までにハード整備が必要です。また衛生面では給食当番の生徒はエプロン着用が必要ですが、和歌山市教育委員会で用意をしたものを、当番に当たった生徒に貸与し、一週間の給食当番を終えた生徒はそれを洗濯して翌週の月曜日に中学校に持参し、その週の給食当番に手渡すことになります。衛生面での問題があります。コロナ禍の教訓からも、感染症予防の観点からもエプロンは貸与するよりも、各自が用意する方が良いということです。

教育委員会を通じて中学校が貸与するしくみですが、できるなら衛生面から各自が用意する方が望ましいと思います。給食費が無償化するのですがエプロンは用意してもらっても良いかと考えます。衛生管理と健康管理面から、貸与品を使用するよりも各自で用意して自己防衛すべきだからです。これ以外にも現場で新しい取り組みが始まると、思っていなかった問題も発生すると思いますから、事前予測できる問題は解消しておくべきです。

既に来春の問題点を現場から聴き取り、教育委員会で協議はされていると思いますが、教師の負担増と衛生管理面での問題点を念のため提言することにします。