
和歌山市を拠点に「戦国最強一座」が活躍しています。神谷さんが率いるこの「一座」は演武と歌の演奏などで和歌山市に元気を与えてくれています。一昨日は和歌山城天守閣でイベントを行っていますし、本日は和歌山城砂の丸広場で開催された「はたらくくるま大集合」のステージで会場を盛り上げてくれました。
オープニングは全員が舞台に立って挨拶を行い、その後は、書道パフォーマンス、演武、そして演奏と歌へと続いていきました。書道パフォーマンスでは「同じ字体は二度とありませんから、このイベント限りの書を届けています」と話がありました。
演武では神谷さんが会場に元気を与え、続いて羅布さんが親しみのある曲を披露してくれました。その後、夕海さんとSHUNさんの歌のステージとなりました。
出演前のミーティングで「とにかく会場を盛り上げていきましょう。お客さんに楽しんでもらいましょう」と円陣を組み出陣しました。




お隣のブースの方から「和歌山県を元気にしてください。イベントに来てくれる議員さんがいることは希望です」と意見があったように、和歌山県には活力が欠けていると思っている方が多くいます。とにかく経済が低迷しているので人の交流を引き起こして欲しいということです。人が動くとお金も動きますから、仕事につながる循環を望んでいます。また企業誘致や「和歌山IR」への期待の意見も聴きました。
一人の方から「投資を呼び込む『和歌山IR』をやらない理由はないと思います。やらないのであれば理由を示して欲しいです。和歌山県知事は何を躊躇しているのでしょうか。他がIRに名乗りを上げてやってしまいますよ」と意見を頂きました。ご意見は全くその通りです。話を交わす中で感じることは、多くの方が「今の和歌山県では駄目だ」と思っているということです。イベントに参加して、和歌山県を想う大切な話を聴くことができる機会がありました。

友人の「谷口通商20周年祝賀会」に出席しました。谷口社長から案内をいただき喜んで出席させていただきました。取引先や交友関係のある皆さんが集まった祝賀会は、歌手の坂本つとむさんとマジシャンの亜空亜SHINさんがゲストで登場するなど、谷口さんの人柄が滲み出る賑やかで楽しい会となりました。
冒頭、来賓挨拶として挨拶の機会をいただきました。お祝いの挨拶の趣旨は次の通りです。
こんにちは。谷口通商の創立20周年記念を心からお祝いいたします。お祝いの挨拶をするために会社の沿革を調べてきたのですが、今日のパンフレットに「平成15年に大型車一台で開始」と記載されていたので、これはしゃべれないと思ったので挨拶の内容を変更してお祝いしたいと思います。
谷口さんの人柄を感じてもらえるエピソードをいくつか紹介いたします。一つは令和6年1月1日に発生した能登半島大地震への対応についてです。石川県では物資が不足しているにも関わらず高速道路などが使えないため、現地に入れない状況が続いていました。被災地が必要とする物資を買って倉庫に保管していたのですが、現地に届けられないでいたのです。そこで谷口さんに連絡をとり運搬してもらうことをお願いしました。谷口さんは即答で「能登半島は慣れているから運ぶよ」と答えてくれて倉庫に来てくれました。トラックに相当多くの物資を搬入した後、谷口さんは「では行ってきます」と言うから「一端家に戻って明日の朝から現地に走ってくれるのかな」と思って尋ねると「今から能登半島に走ります」ということでした。午後から積み込んだので、夕方近くだったにも関わらず、そのまま被災地に走ってくれたのです。
谷口さんに話を聞くと、夜間に能登半島に着いて道の駅でトラックを停めて車中で寝たのですが、朝起きたら自衛隊のキャンプ地だったということです。そこから体育館に物資を運び込んでくれたのです。
運んでくれるだけでも大変なことですが、後日、「運搬代の請求をして」と依頼したところ、「いりませんよ。みんなボランティアでしているのに貰うわけにはいきません」と言って受け取らなかったのです。当時、運送会社は能登半島に行くことを断っていたのですが、谷口さんは即決して社長自ら行ってくれたのです。谷口さんの男気を感じました。
続いて「ディズニー・オン・アイス」です。ライオンズクラブで児童養護施設や学童保育、そして子ども食堂の子ども達を、毎年の夏休みに「ディズニー・オン・アイス」に招待しています。この取り組みができているのは谷口さんが「ディズニー・オン・アイス」の仕事を請けてくれているからです。今年も招待したのですが、子どもたちの笑顔と喜ぶ声を聴いて温かい氣持ちになります。
この社会貢献活動ができているのは谷口さんのご縁です。現地ではもちろん、谷口通商のディズニーをプリントしたトラックの前で記念写真を撮っています。
もう一点、紹介します。一年半ぐらい前だったかな。谷口さんと2時間30分か3時間ぐらい話をしました。当時はインフレの入り口だったように思いますが、資材費や燃料費などが高くなり始めていました。しかし運送代の値上げはできなかったので、利益が薄くなり給与を上げることができない状態でした。多くの中小企業は同じような状態となり賃上げができずにいたのです。
谷口さんは大手取引先と交渉をして、見事に値上げ交渉に成功したのです。その原資を全て従業員さんの給与に充当したのです。値上げしてもらって得た原資の全てです。これは凄いと思い、賃上げを翌年2月の県議会で「ある経営者が従業員さんの給与のことを考えて元請けと値上げ交渉を行い、勝ち取った原資を全て給与アップに充てたこと」を取り上げました。
このように、谷口さんの男気を感じる出来事はたくさんあります。私にとっては大好きな友人です。本日は友人としてお祝いの挨拶をさせていただきました。谷口さん、和代さん、ご家族の皆さんと谷口通商の皆さんにお祝い申し上げます。では一緒にお祝いの会を楽しみましょう。ありがとうございます。

以上の趣旨のお祝いの挨拶をいたしました。
閉会後、谷口通商取締役から「片桐さんのお祝いの言葉に涙が出ました。いくつもの谷口社長の嬉しい話を聞かせてもらって本当にうれしかったです。感謝しています」と伝えてくれました。私もこの言葉を伝えてくれて嬉しく思いました。谷口さんらしいとても良い祝賀会になりました。招待いただいたことに感謝しています。