活動報告・レポート
2025年10月6日(月)
薬師寺 大谷徹奘師の法話
薬師寺 大谷徹奘師の法話

案内をいただいていたので、薬師寺 大谷徹奘師の法話を聴きました。大谷師の話はいつ聴いても心に残るもので、私の心の栄養素になっています。本日は「経文に説かれる『やがて』について」をテーマに法話をしてくれました。いつもと同じように本当に凄い話でした。
以下は大谷師の法話の中から感じたことを記したものです。
私たちは命という時間を使って体験や経験してきたことが、現在の自分の価値観となっています。心で思ったことが言葉になり、心で思ったことが行動になります。その心は自分の価値観が元になっているので、これまでの経験や体験が言葉と行動につながっていることになります。
- 今日の講演会も案内が来たから参加したのではなく、自分が行こうと思ったから参加したと思います。つまり自分の心がそう思ったから。自分の価値観から「この講演を聴いた方が良い」と思ったから行動につながったということです。案内が来たから来たのではなくて、自分の意思で会場に来ているのです。
- 大きな水槽に赤色のインクをスポイトで落としても水槽の水の色は透明のままなので、何も変わっていないように感じます。しかし何百滴と赤色のインクをスポイトで落としていくと、少し赤い色が付いていることが分かるようになります。その状態が心の質が変わったということと似ています。心は過去の経験や体験から構成されているものなので、自分の価値観はしっかりと固まっています。だから心を変えるにはそれだけ長い時間がかかります。
- 時間の幅を自分に与えてあげることが大事です。何回も繰り返して、繰り返して、やがて上手になっていく。「ツーと言えばカー」。上達することに関して、そんなものはありません。どんなことでも諦めずに繰り返さないと結果が出ませんし、上手にもなりません。私たちは少しやって結果が出なければ止めてしまいますが、最初から上手にできる人はいません。
このように物事は簡単にはいかないし、なかなか変わりません。だから心を変えるのも、しつこく、しつこく続けなければ変えることはできません。もともと人の心は決して綺麗ではありませんから、訓練しないと綺麗になっていきません。 - その行為を終わった後に、悔い患うようなことがない生き方をしたいと思います。この瞬間、この仕事をやりきったと思って生きることです。誰も代わることができない自分の人生を私たちは生きています。やがてこの世からいなくなってしまいます。だから後悔はしたくないじゃないですか。
- こんな幸せをいただいているのに、愚痴を言ったり無駄なことをしていてはいけません。今やれることをやり切ること、それが私たちに与えられた使命です。幸せとは争いがないこと。幸せとは仲良しであることです。戦争をしていて幸せと感じることがないように、争いから幸せは感じません。
- 平和とは調和のことです。調とは整えること、和とは和むこと。整えて和むことが調和なので、調和こそ平和なのです。
- 自分だけで生きているのではないと分かることは心が純な意志、自分だけで生きているからと思って身勝手な行動するのが不純な意志です。私たちが持つべき心は、周囲と調和して生きていることを理解することです。
今、行っている結果が「やがて」に続きます。良い行いをすれば「やがて」良い結果が出るし、そうでない行いをすれば「やがて」そうでない結果が出ます。
「やがて」を漢字で書くと「軈」と書きます。身と心が応じ合う、とても素敵な漢字だと思います。
その他
- 再生可能エネルギーの活用とこれからについて協議を行いました。
- プロバスケットチーム「ONELYS wakayama」代表と今シーズンの抱負と将来について話し合いました。和歌山県はプロスポーツが盛んではないので、地域振興のためにも盛り上げる必要があります。
- 「和歌山IR」について協議を行いました。新聞記事として掲載されると反響があります。「和歌山県はどうなっているのですか」「和歌山県知事の意向はどうですか」「早く準備を整えないと間に合いません」などの意見を頂戴しました。