活動報告・レポート
2025年10月3日(金)
関電労組支部大会

関電労組支部大会にお招きをいただき挨拶の機会を頂戴しました。大会での挨拶の主旨は次の通りです。

こんにちは。第61回目となる支部大会のご盛会をお祝いいたします。県議会では元気に活動させてもらっていますが、令和7年9月県議会で取り上げた項目などについて簡単に説明して挨拶といたします。

関電労組支部大会

まず「和歌山IR」に関しては、前回の公募の時、和歌山県から国に対して応募することはできませんでした。前回は大阪が選定されましたが、あと二か所の枠が残っています。現在、応募を検討している地方自治体が作業に入っているとも聴いていますが、地域経済再生のために和歌山県として再度応募できないかを議論しています。和歌山県の課題は何と言っても経済再生と雇用確保であり、その施策として「和歌山IR」があります。県議会一般質問での質疑や県政報告会などの場で経済効果や雇用拡大などに資することを訴えているところですので、引き続き進捗の都度、報告機会を持ちたいと思いますので見守って欲しいと思います。次の公募の機会が最終の機会となりますから、みなさんのご協力をお願いいたします。

続いて洋上風力発電に関しては現在、和歌山県の海域は準備区域として位置づけられていますが、出来る限り早い段階で有望区域に指定されるように取り組んでいるところです。しかし課題があるため本年度での指定は難しいところで、来年度の指定に向けて調整を行っているところです。和歌山県の経済効果と再生可能エネルギーの導入を図ることからも実現させたいと考えていますので、こちらも支援いただけると幸いです。

そして建設委員会で取り上げた項目として、事前伐採の取り組みがあります。以前和歌山県を襲った台風第21号の被害により県内で停電が続きました。復旧が遅れた原因は道路に倒木があり復旧車両が事故現場に辿り着けないためでした。そこで和歌山県と電力会社が協議を行い、大規模災害発生時に道路への倒木により電気設備の復旧ができない場合、和歌山県が倒れた樹木を除去する協定を締結しました。

関電労組支部大会

これだけでも良いのですが、できれば事前伐採ができないかを質しました。巨大災害発生時に広範囲で停電が起きれば、復旧作業に時間がかかります。復旧に要する時間も予算もかかるので、事前に伐採して備えておくことで停電を防ぎ、また停電になっても復旧が早くて済みます。巨大災害への備えは和歌山県が言っていることなので、倒壊の恐れのある道路沿いの樹木の事前伐採は必要だと思います。建設委員会ではその議論を交わしました。

現在、三重県だけが事前伐採を実践していますが、他の地方自治体での取り組みはありません。そこで南海トラフの巨大地震の可能性が言われている和歌山県こそ実施すべきだと思いますが、県土整備部は事例が少ないので県として研究すると答えました。これから議論がスタートする段階ですが、県として必要な取り組みですから実現に向けて継続して訴えていく所存です。

巨大災害に備えた事前伐採は皆さん方の意見から取り上げたものです。現場を知っている皆さんの意見を大事に思い取り上げていきますので、執行部とも連携していきますので、よろしくお願いいたします。最後になりますが、新年度の活動方針を議論する大切な大会ですから、真摯な議論により活動方針を樹立することを願っています。本日はおめでとうございます。

以上の趣旨の挨拶をいたしました。その後、提案された全ての議案は承認されて活動計画が樹立されたと聴きました。新体制での今後の取り組みに期待しています。