活動報告・レポート
2025年9月22日(月)
建設委員会
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建設委員会

本日、県議会は建設委員会の審議でした。県土整備部長から説明があった後、以下の3点について質問を行いました。

  1. 防災の観点からの施策の説明をいただきましたが、同様の観点で災害防止のための道路にかかっている樹木の事前伐採を進めていることが必要だと思います。このことに関して、道路にかかっている樹木の事前伐採を行っている県があります。和歌山県道が樹木倒壊で塞がれるとインフラ復旧の支障になり、樹木倒壊の道路状況によっては復旧まで数日かかることもあるので、事前伐採が必要だと思います。以前、巨大台風が到来した時、県道などに樹木が倒壊したことから停電の復旧に数日から一週間程度を要した経験があります。事前に備えておくことと事故が発生してから復旧に取り組むのとでは被害の影響が違ってくるので、事前対応をして災害に備える必要性があると思いますが、その考えについてお聞かせください。
  2. JR和歌山駅周辺の再整備に関して、本年度は基本設計を行う予定だったと認識していますが、進捗が遅れているように思います。現在の取り組みの状況についてお示しください。
  3. 今夏の暑さは異常で酷暑日が多く現場の仕事は大変でした。特に建設現場や道路工事の現場などは作業に危険を伴うことや、身体の危険を感じながら昼間の作業に従事した人が多かったと聞きます。今夏のような気温が来年以降も続くと思うので、今から来年の夏に備えて対策が必要だと思います。
    建設工事や道路工事など、現場の安全作業と作業に従事する方々の健康管理のためにも、夏の酷暑日の昼間の作業は見合わせること、現場作業を休みにする、あるいは長めの休憩時間を確保するなどが必要だと思いますが、考え方をお聞かせください。

以上の3項目について質疑を交わしました。

1点目は県道などに覆いかぶさっている樹木の事前伐採の必要性を訴えました。三重県では市町と共に防災の観点から事前伐採の取り組みを行っています。災害発生した後に復旧するよりも自然に備えておくことが、被害を抑えることができる、予算が少なくて済むなどの利点がありますから、先進地である三重県に倣うことも検討すべきだと思い質疑を行いました。

2点目のJR和歌山駅周辺の再整備は、和歌山市そして和歌山県の玄関口として建て替えと整備を行うことが課題です。皆さんの意見を聴きとっていることから、それらの意見を反映させて、できるだけ早い年度内に基本設計を行うことが求められています。和歌山県と和歌山市、そしてJR西日本が共同した取り組みを期待しています。

3点目は夏場の現場作業の環境改善についての質問です。今夏の暑さの中、現場作業は危険であり健康を害する恐れがありました。現場作業に従事している方々から「作業時間の短縮や休憩時間の拡大」などの意見があり、それに対応することが発注者の務めだと思います。
和歌山県では公共工事に関して作業環境の改善に取り組んでいるようですが、受注者と下請け事業者に対しても県の考えと取り組みが浸透するため、より丁寧に説明をすることを依頼するものです。

これらの質問に対しては、県土整備部の方々は前向きに答えてくれました。県土整備についてはより良い作業環境と安全と現場で働く皆さんの健康確保に資することにつながることになります。

県土整備部の皆さんには、委員会終了後に意見交換会の機会をいただいたことに感謝しています。

その他
  • 諸先輩方から、今後の政治活動に関して意見とアドバイスをいただいたこと。
  • 蓄電池や太陽光発電など、和歌山県下への再生可能エネルギーの導入について協議を行ったこと。