「ミセス&ミスターオブザイヤー2025和歌山」に行ってきました。今年で5回目の開催になるもので会場はお客さんでいっぱいでした。今回も来賓代表として挨拶をさせていただきました。
こんにちは。今年も「ミスターとミセスオブザイヤー」がやってきました。今年で5回目の大会となるもので、今では和歌山市の夏の風物詩として定着しています。さて来賓代表として挨拶をさせていただきます片桐章浩です。そして和歌山市議会からは三人の議員さんが出席していますので、ここで紹介させていただきます。(三人の市議会議員を紹介)
さて、ステージに立たせていただくと昨年のことを思い出しました。オープニングは「This Is Me」から始まるミュージカルで、一気に私たちを感動に誘ってくれました。今年はオペラの演奏と歌で私たちに感動を与えてくれました。ステージに立った竹下さんがオペラを歌えることは知りませんでした。今回も本当に素晴らしいオープニングでした。
挨拶に際して西村オーガナイザーのメッセージを聴くと本大会のテーマの意味を考えることになりました。大会のテーマはずっと変わらず「可能性は無限大」です。とても素敵なテーマですし、可能性を信じて大会に挑む出演者のことを想像しました。
きっと彼ら、彼女たちは1年前、半年前からレッスンを開始し、それは大会直前の今週に至るまで続けられていたと思います。大会でランウェイを歩く時間はたった数分ですが、この数分のために何百時間という時間をレッスンとスピーチの練習などに費やしてきたと思います。レッスンに挑んだ何百時間があるから、今日の大会の数分の大会のステージに立てるのです。本当に凄いことだと思います。
ところが「可能性は無限大」だと思っていても、実際に行動してみるとそうではないと思ってしまいます。
歌でも演奏でも、写真でも絵画でも、そしてスピーチやスポーツも同じですが、自分で行動してみると「可能性は限りなくゼロに近い」と思うのです。シンガーのステージやスポーツ番組を見ていると簡単そうに見えるので「自分もできる」と思いますが、やってみると「これはできないな」と思います。つまり「可能性は無限大」だと頭で分かっていても、体を動かしてみると「可能性はゼロに近い」と思うのです。どんなことでも行動し始めると、自分の前に高い壁が立ちふさがります。可能性の扉をふさいで先が見えなくなるのです。
サッカーの試合を見て自分もできるだろうと思ってボールを蹴ってみると、サッカー選手のように「できない」ことを実感します。本当は、現実社会では「可能性はゼロに近い」のです。
それなのに大会に出演することを決めた皆さんは「可能性は無限大」を信じているのです。つまり始めた頃は「可能性を感じることはできなくて、扉が閉まっているので先が見通せない」のですが、大会を目指してレッスンを続けているうちに「可能性の扉が開くことを感じ始める」のだと思います。
無理だと感じた時に諦めることなく、行く先を見据えてそこを目指そうとレッスンを続けることで可能性の入り口を拡げていくのです。つまり始めた頃は「可能性はゼロに近い」と感じるのですが、何百時間と続けていく間に「可能性は無限大」と思うようになる。これが心の移り変わりだと思うのです。自分が「やろう」と思った一つのことを何百時間も続けることが可能性を無限大にしてくれるのです。
今日、ステージに立つ皆さんは長い時間をかけて自分の前にある扉を開いて「可能性は無限大」をつかみ取った彼と彼女たちなのです。
そんな彼と彼女たちの挑戦を、私たちは目撃することになるのです。最後まで声援を贈り応援して、一緒に自分の「可能性」を信じられる一日にしたいと思います。
そして今日のステージは統轄を始めとするスタッフの皆さんが、昨日から心を込めて準備をしたものです。出演者とスタッフの氣持ちが込められたステージの幕が開きます。一緒に楽しみたいと思います。本日のご盛会をお祝いいたします。ありがとうございます。
以上の趣旨の挨拶をさせていただきました。
午後3時から始まった和歌山大会は午後6時40分ごろに表彰式を終えました。大会グランプリ、準グランプリを獲得した皆さん、惜しくも選に入りませんでしたが全力を尽くして自己表現をされた皆さんに拍手を贈ります。次は全国大会が待っていますから「可能性は無限大」を信じて道を切り拓いてください。