活動報告・レポート
2025年7月20日(日)
インドの土地について
インドの土地について

インドのマハラシュトラ州からTanayaさんが和歌山県に来ています。県内の案内をしているところですが、和歌山県在住のインドの方と合流して、インドでの土地売買についての話を行ったところ参考になる情報がありました。

インドでは外国人でも土地を買うことができます。ここは日本と同じです。

但し、インドの土地を購入するには、連続182日以上滞在している「居住者」であることが条件になっています。

しかし仮にインドとA国が戦争になった場合、A国人が購入したインドの土地は没収されてしまう法律になっています。つまり友好関係がある国との間で戦争が起き、友好関係が崩れてしまった場合、A国の人が所有している土地は、インド政府が没収する法律になっているようです。

つまり土地は国同士の戦争の歯止めの一つになっているということです。自国防衛のために上手く考えた法律だと思います。

日本は外国人による土地の売買は自由で問題になっています。以前、和歌山県土整備部と「和歌山県の土地を外国人が購入する場合に規制を設けること」について協議をしたことがありますが、県からは「法律で規制がないので土地売買の制限は設けられない」という回答でした。真偽は分かりませんが、最近、国内の水源地や景勝地を外国人が購入しているという噂があります。他国の法律を参考にして自由な経済活動の保障は理解していますが、「国を護る」視点からも国として検討して欲しいと思います。

秋田県の学力が高い理由

秋田県の学力が高い理由は「子ども達に教師の悪口を言わないように指導しているからです」と聴きました。これは本当かどうか分かりませんし、これが全てだとは思いませんが、心がけとしてとても大事なことだと思います。

ある人が秋田県の大学教師から聴いた話として伝えてくれたもので、事実かどうかはともかく、理由の一つだと思います。

子どもが教師の悪口を言わないことは家庭に戻ってからの言動につながります。子どもが帰宅して夕食時、親に対して「先生が僕を叱るから悪いんだ」と話したとします。この話を聴いた親は「先生が私の子どもを叱るなんてとんでもない」と思い、先生の悪口に拍車を掛けます。

「私が担任の先生の指導が間違っていると学校に言います」と親が子どもに話した場合、子どもは「自分は悪くない。悪いのは叱った先生だ」と思ってしまいます。子どもが小学校の低学年であればあるほど「自分を叱る先生が悪い」、そう思ってしまうのです。

これでは先生の言うことも聴かず、先生が嫌いになるとその授業をきちんと聞かなくなります。先生を信用しない、授業を聞かないのであれば学力は低下します。

ところが子どもが先生の悪口を言わない「決まり」があれば、家庭でそんな話にならないので、先生の信頼度は高まります。信頼できる先生や好きな先生の授業は真面目に聞きますから、学力は伸びるということです。

秋田県のこの話は裏付けを取った訳ではないのですが、寓話だとしても大事なことだと思います。実社会では、人の悪口を言っているようでは信頼されませんし、周囲の人は離れていきます。競争分野であればその人が関わる仕事の業績は伸びませんし、人が離れていくに連れて業績は更に下がります。

学校でも社会でも、人の悪口はいけないことだと分かることが大事なことです。秋田県の学力が高い理由として「先生の悪口を言わないと決まりがある」ことの話が事実かどうかは別として大切にしたいと思います。