
マハラシュトラ州ムンバイから和歌山市を訪問してくれているTanayaさんを白浜町に案内しました。白浜町観光案内の日は生憎の雨天でしたが、Tanayaさんは「とても楽しく過ごしました」と感謝の言葉をいただき良い一日になりました。
白浜町では友人であるインドのチャコさんと藤本さんが案内をしてくれました。これは先週、県庁で「今週末からマハラシュトラ州からサマーキャンプで19歳の方が和歌山市に来てくれます。和歌山県内を案内する予定なので、最初に県議会の案内と和歌山県とマハラシュトラ州との友好関係について説明をしたい」ことから打ち合わせをしていた時に、偶然、チャコさんと藤本さんが県庁を訪ねてくれたことに起因しています。

私は「チャコさんと藤本さん、来週、19歳の学生がマハラシュトラ州から和歌山県に来ます。県内各地の案内を検討しているのですが、一日、白浜町に案内したいのでおつきあいをしてくれませんか」と話をしたところ、お二人は快諾してくれたのです。
そして白浜町行きの今日を迎え、現地で合流することになりました。インドの人同士なので話が弾み、来日してから母国語で会話していないTanayaさんはそろそろストレスが溜まっていると思ったので、生き生きと会話をしている二人を見て「来て良かった」と感じました。Tanayaさんはアリバグで暮らしていますが、このまちはマハラシュトラ州にある海辺の町だそうです。場所はムンバイから南へ約100km行ったところで、海がきれいなビーチで有名な人気の観光地だそうです。

ムンバイは大都会なので、週末やバカンスでアリバグを訪れて癒されているようです。そのため外国からバカンスで訪れる観光客も多く、海に面したリゾート地であることが和歌山県と似ています。ただ「和歌山市はとても暑い」と話してくれたようにアリバグの夏の今頃の気温は27度程度だそうです。私たちは、インドは暑いとイメージしていますがアリバグと比較すると日本の夏の方が暑いのです。やはり先入観は間違いの元です。
そしてTanayaさんはバイオテクノロジーを専攻している大学生ですが、バイオはアグリではなくケミカルの学科だそうです。将来は製薬の方向に進むことも考えています。
またマハラシュトラ州と和歌山県が友好関係にあることで和歌山県を訪れたのかと思っていたのですが、これは偶然で、和歌山県のことはあまり知らなかったようです。それでもご縁があり来てくれたことを心から歓迎していますし、来県してくれた限り、和歌山県を好きになってもらえるよう、会った時は最大の歓迎をしています。お陰様で「とても親切にしてくれてありがとう。和歌山県の日を楽しんでいます」と話してくれました。

そして「是非、アリバグに来てください。私のankleもインドに来てくださいと言っています。またankleはご縁をいただいた和歌山県を訪れたいと話しているので迎えてください」とも話してくれました。初めて国外に出掛けている子どものことが心配で、両親からは毎日電話がかかっているのですが、その中で「娘がお世話になっている和歌山県に行きたい」と話してくれるのは、彼女が「和歌山県が楽しい。案内してくれる人はみんな親切にしてくれる」と話しているに相違ないからだと思います。先週末から迎えて案内をしているところですが、和歌山県滞在を満足してくれていることを嬉しく思っています。
後の日々に関して話をしたところ「奈良と京都には行きたいです。できたら東京と富士山も見たい」と答えてくれました。限られた日なので希望を叶えられるようにしたいのですが、日程が厳しいように思っています。和歌山県の日々が楽しいものであり、生涯忘れない思い出を持って帰って欲しいので、そのためには心から親切に接したいと思っています。2025年の夏が人生の中で最高の夏のひとつになるよう頑張ります。

白浜町では円月島、千畳敷、三段壁などを案内しました。三段壁をエレベータで下に降りたところに弁財天様をお祀りしていました。洞窟に押し寄せる波の音と共に不思議な空間を形作っていました。その後、和歌山市内に戻り、Tanayaさんと共にライオンズクラブ例会に出席しました。