
フロリダ大学と和歌山大学の提携について会議を行いました。兼ねてから研究者と学生の交流や大学発のビジネスに関する提携の協議を行ってきましたが、年度内の実現を目指してスピードアップしています。そこで提携に関わっている関係者で会議を行い今後の活動方針を協議しました。
今日に先立って、昨日の和歌山大学経済学部支部役員会で支部長挨拶の中で、留学できる大学との提携について話をしています。
「入学式の後の経済学部支部総会で話しましたが、和歌山大学の学生には世界を知ってもらいたいので、留学できる大学との提携を増やしたいと考えています。特に留学希望が多いのはアメリカなので、アメリカに絞って提携先を探しています。入学式の時は西フロリダ大学との提携と思っていたのですが、大学に確認したところ『提携している』とのことでしたので、同じ州ですがフロリダ大学との提携の話を進めています。先方の希望は『研究者の相互交流も含めた提携』なので、和歌山大学として研究者を受け入れることと留学生の受け入れを同時に進めたいと考えています」と話しました。
本日、「和歌山大学としてフロリダ大学との提携は留学先を増やすことからも良い話だと思っている」ことを念頭に置き、検討事項を整理しました。
同大学はフロリダ州ゲインズビルにある総合州立大学で、学生数では全米公立大学の中で3番目の規模であり、1キャンパスあたりでは全米で5番目となっています。
また同大学には16の学術カレッジと150を超える研究センター・研究所があり、経営学、工学、法学、歯学、医学、薬学、獣医学などの大学院専門課程を1つのキャンパスに集約して提供しており、修士課程123、博士課程76のプログラムを87の学科・専攻で展開しています。
できれば大学としてのビジネス展開や経済交流も含めた提携を期待しているところもあり、和歌山県としては農業分野の新技術や冷凍技術などを輸出できる可能性もあると話し合いました。そのため研究者を迎え入れ、和歌山県内での研究活動を行ってもらうことも検討課題です。またアメリカでは「海岸部で生活している人の寿命が長いのでは」の研究も行われているようで、海岸が長い和歌山県の「海岸沿いの地域の人の寿命」についての研究も論文に書けるのではないかの話し合いも行いました。
大学間で提携をすることで研究者と学生の交流と共にビジネス展開や地域資源を生かした経済活動にも資するので、何としても実現したいと考えて取り組んでいます。
またフロリダ州にはケネディ宇宙センターがありますから、和歌山県が目指す宇宙産業の研究についても実現が可能となります。私もケネディ宇宙センターを訪れたことがありますが、宇宙は私たちの氣持ちをワクワクさせてくれます。アメリカの宇宙基地と和歌山県が何らかの提携ができれば、私たちの故郷にとって夢のような話になります。
これも行動しなければ実現の可能性を論じることはできません。和歌山県は行動しない内から「無理だ」と諦める傾向があるので、「やってみなければ分からない」精神で検討課題にしておきたいと考えています。
次回は今月中に、和歌山大学内で会議を予定しています。年度内の提携を目指して動いています。
- M先生が時間を割いて「片桐さんに伝えたいことがあります」という話を伝えてくれました。お忙しい中、時間を作ってくれたことに感謝しています。
- 岩出市にある人気店「麺や壱」に行ってきました。到着したところ15人待ちで、県外からのお客さんが多いようでした。口コミの力は凄いものです。
