活動報告・レポート
2025年6月27日(金)
県議会閉会
県議会閉会
県議会閉会

令和7年6月県議会定例会が閉会しました。提案された全ての議案が可決され、また昨日提案された副知事や監査委員の人事案件も可決して終了しました。また建設委員会でお世話になった県土整備部長と港湾空港局長も転勤となるなど、7月からは一部新しい体制でスタートすることになります。和歌山県の課題は山積しているのでゆっくりしている時間はありません。政策は一つずつ積み重ねていくべきものですが、和歌山県の将来を左右する大型案件は政治判断が必要です。特に大型の民間投資や新産業の誘致などは政治判断となります。

多くの県民や経営者の方々からは「和歌山県の将来に希望が持てません。子どもは都会に出て行ってしまって帰ってきません」「進学した子ども達が和歌山県に戻って来られるような働く環境を整えて欲しいと思います」「とにかく疲弊しています。人口は減少していますし、賃金も低いです。大型案件の誘致を期待しています」などの意見を、毎日のように届けてくれています。

中でも「和歌山IR」に関する意見が寄せられています。

「どうして知事は決断しないのですか」

「チャンスがあるのに決断しないようでは希望を潰してしまいます。和歌山県の将来をどう導こうとしているのでしょうか。何をしたいのでしょうか」

「岸本県政の継承は分かりますが、経済対策としてではどんな具体策で和歌山県を発展させようとしているのか分かりません」

「財政危機警報の下、お金を創り出す発想が必要ですが、予算削減や取捨選択をしていても希望は創り出せないですよ。民間投資を呼び込むことが最善の策だと分からないのでしょうか」

「知事は政治判断ができる人ですか」

「やはり東京にも動きが出てきました。小池知事は勝負勘が凄いので勝負する氣ですね。和歌山県は何をしているのでしょうか」

「和歌山IRと他の施策を比較するつもりはありませんが、もし『和歌山IR』に取り組まないのであれば、何に取り組むのか示して欲しいですね」

「〇〇県はかなり必死にIRに取り組んでいますよ。そのため国土交通省から二人を呼んでいます」などです。

補正予算案を始めとする議案を可決しましたが、来年度に向けて本格予算を組めるぐらいの将来の税収を見込みたいものです。次回は令和7年9月県議会で論戦を繰り広げることになりますが、6月から9月までは直ぐですから、この三か月で県が将来に向けた施策を考えてきたのかを質す予定です。

9月県議会では和歌山県の2040年のあるべき姿を描く「新総合計画」案が提案される予定なので、この総合計画に記載されている施策を将来の和歌山県の発展を見据えて質疑をしたいと考えています。2040年に向かう和歌山県は、将来に期待できる施策がどれだけ取り上げられているのかが重要です。

経営者との懇談

お世話になっている会社を訪問して社長と懇談しました。

「片桐さん、よく来てくれました。片桐さんの評判をよく聞いています。とても良い評判なので嬉しく思っています。私は知り合いや取引先の会社を訪ねた時に『和歌山市の片桐議員は凄い議員さんです。応援してください』と話しているのですよ。

この6月議会での知事との質疑も聴かせてもらいました。和歌山県の将来を考えて提言してくれていますね。それに対して知事の答弁はあり得ないですね。何を目指しているのか分かりません。

経営者なら売り上げと利益を伸ばすことや賃金を上げることを目指します。県も県内総生産を増やすことや税収増を目指すこと。そして県の平均賃金を上げることを目指すはずなので企業と同じだと思います。そのためには市場の将来予測をして設備投資を行います。県は将来予測をしたうえで課題解決のための投資をすべきですから、大型の投資を受け入れる決断をすべきですね。決断できない経営者は経営者失格であるように、決断できない政治家は失格です。

和歌山県が注目を集めることは少ないのですから、今回の『和歌山IR』がマスコミや海外報道で取り上げられたことは注目を集めていることになります。今後の動向も注目されることになるので、とても良い質疑を交わしたと思います。本格的に議論を行える、そして県外に紹介できる数少ない議員さんだと思います。これからも応援しますから」と話してくれました。この言葉と歓迎に感謝しています。