活動報告・レポート
2025年6月22日(日)
大阪・関西万博
大阪・関西万博

「大阪・関西万博」を訪れました。初めての万博訪問でしたが、敷地が広くて歩くのが大変でした。会場には西ゲートから入場したのですが、バス降車場所から入場ゲートまで1.5kmあり、移動時間は約15分でした。入場は思っていたよりもスムーズでしたが、そこから関西パビリオンと電力館、そしてフェスティバル・ステーションがある東ゲート付近までは結構距離があり、または初めてのため位置関係が分かりにくかったので、大屋根リングに上り全体を眺めながら東ゲートまで歩きました。

大阪・関西万博 大阪・関西万博

大屋根リングに上がると風が吹いていたので心地よく移動することができましたが、なかなか目的の場所を見つけることができませんでした。近くまで移動した後、地上に降り大屋根リングの下を歩きましたが、日よけになり快適に歩くことができました。

大阪・関西万博 大阪・関西万博

関西パビリオンには、和歌山ゾーンを始め関西広域連合に加入している府県が出展しています。和歌山ゾーンは「和歌山百景」をテーマに上質の和歌山県を来場者に訴えることにしています。和歌山ゾーンの特長はスペースがあり、ここでステージイベントができることにあります。そのため展示よりも和歌山県内の団体の皆さんに出演してもらって、和歌山県の伝統や文化を表現してもらうことにあります。来場者にパフォーマンスを披露するわけです。

和歌祭の御神輿もそうでしたし、秋に出演する「KIYORA和歌山」は紀州の着物文化をストーリーで表現する予定です。展示物を見てもらうのではなく出演者が演じる和歌山県のストーリーを見てもらうことにしているのです。和歌山県には伝統と文化を表現できるだけの歴史があり、ストーリーを語れることが特長です。

大阪・関西万博

ただ今日、和歌山ゾーンではイベントが実施されていなかったので、ステージが空いていたので残念でした。ゾーンの中心の展示物は熊野曼荼羅でしたが、説明しなければ分かってもらえない文化の一つです。このように和歌山県の文化は熊野信仰や自然崇拝などに代表されるものがあり、説明することが理解してもらえ和歌山県の奥深さを感じてもらえるものが多いのです。

熊野古道ウォークも同じですが、説明をすることで和歌山県を理解してもらえるもので、予備知識を持たないで旅行に来ても、歴史と文化のおもしろさは感じられないと思います。私が「南紀熊野体験博」実行委員会に出向して、熊野古道を歩いた時がそうでした。予備知識がないまま「熊野古道を歩くとどんなところか分かるから」と言われて歩いたのですが、説明を受けてから歩かなければ歴史の足跡を辿ることはできません。

大阪・関西万博

ですから関西パビリオンの中の和歌山ゾーンの活用も同じで、展示物にしても理解してもらえないものが多く、ステージを演出することで和歌山県を知ってもらうことにしているのです。実に奥深いのが、神武東征や行幸の道であった熊野信仰の道などに代表される和歌山県の歴史です。

さてその後はフェスティバル・ステーションでライオンズクラブの日のステージを鑑賞し、電力館に入場しました。エネルギーの「可能性のタマゴ」を体験しながら理解していく流れで、入館者に未来のエネルギーを体験してもらおうとするものでした。

初めての万博は、位置関係を把握したこと、雰囲気を味わったこと、大屋根リングの大きさを体験したことなどでした。一度では歩き切れないので、万博を楽しむには数回行くことが必要だと感じました。これから暑さ本番を迎え、また夏休みに入ることから訪れる機会があるかどうか分かりませんが、関西で、いや日本で二回目の開催となる万博を楽しみたいと思います。

お悔やみ

叔母が亡くなり通夜式に参列しました。一週間入院していたのですが、突然この世を去ってしまいました。父母に引き続いて叔父、そして叔母がいなくなり寂しさが増しました。世代が変わっていく時の流れは少し早いように感じます。叔母の子どもは「私たちの親の世代がいなくなる、何時かこんな日が来ると思っていましたが、こんな日が訪れると寂しいものです」とは話してくれました。心からお悔やみ申し上げます。子どもの頃から面倒を見てもらって、ありがとうございました。