県議会一般質問に関する意見を聴きとっています。学校での教師に対するハラスメントの酷さに驚きがあり、教師を守るための対策の必要性を感じています。ハラスメントによる心身の疲労が積み重なると授業にも悪影響が生じるので、クラス全体が影響を被ります。一部の人からの批判が全体に悪影響を与えている場合もあり、早急に対応することが求められていると感じています。
もちろん教師が悪くないというつもりではなく、暴言や行き過ぎた批判の言葉の中には教師の人格を否定するものもあり、心労や通院する教師もいるので見逃せない事例も発生しています。教育現場の声を聴いているので、教師をハラスメントから守る対策を話し合っています。
また「和歌山県の将来に期待できる政策がない」「和歌山県の現状を鑑みると数年先には何とかすると思っているようなら、明らかに間違いです。和歌山県の経済から考えると数年も持たないですよ。倒産というよりも廃業が増えていくと思います」「和歌山県民は将来の展望が見えないことを不安に感じています。県政に期待しているのは『希望の持てる政策を発信してくれるだろう』と思っているからです。この希望に応えることが県政であり知事の責任です。和歌山県の未来は知事一人のものではありませんと言いたいです」などの声があります。
実際、和歌山県の経済は良くありませんから、今と数年先の賃上げや金融機関の支援そして雇用を増やすことを求めているのです。県民の皆さんの最大の期待は、県内経済を上向かせてくれることにあります。景気を浮揚させることを期待しているのです。
私は皆さんとの意見交換や要望などから、県政が和歌山県の将来にあかるさを感じられる具体的展望を示してくれることの期待を感じていることを分かっています。「和歌山県のこれからに希望が持てないので廃業」という選択をさせてはいけません。経営者の皆さんは、できるなら事業や商売を継続させたいと思っているのです。
売り上げが低下していることや金融機関からの支援が受けられない。そして後継者がいないことなどの理由で廃業する選択などしたくないのです。「先代からここで商売をしてきたので、ここで商売を続けたい」と思っていても、そうならない経済状況にあることも分かっています。だから将来を展望できる施策に期待しているのです。
「それが見えない」という声が寄せられていることは寂しいことであり、期待に応えられていないということです。
また今日、話を交わした経営者の方は「今のままの和歌山県には将来の期待は感じられません」と言う意見がありました。
つまり、将来に希望の持てるような政策が見えていないので、県の将来展望も分からないし未来が見えてこないという指摘です。やはり公共投資や民間投資を行わなければ経済も雇用も拡大することはなく、将来の展望を感じることはできません。現在、公共投資は減少傾向にありますから、県外からの民間投資が和歌山県の将来の鍵を握っています。
「県政として投資を呼び込むことを考えないといけないですよ。今のままで良いと思っている役人がいれば楽観的過ぎます。悲観することは良くありませんが、悲観しないためにも将来に向けた政策を今、打ち出さなければなりません。今から協議し始めても現実のものになるのは5年先、10年先ですから。今だけを考えていれば、今のままでも良いのですが、そんな無責任なことはできないでしょう。今と将来の両方を考えるのが県政です」という意見でした。
尤もな指摘であり、県政に期待してくれる皆さんを失望させてはいけません。今回の一般質問は、その観点から和歌山県の将来を見据えた政策の質疑を交わします。
- 洋上風力発電に係る新技術と開発状況に関する会議を行いました。系統に関する課題を解決する方法を検討しています。
- 民社協会総会に出席したこと。議案をすべて可決し、意見交換を図りながら総会を終えました。