現在89歳で、東京六大学で長嶋茂雄氏と同学年の方の話を聴かせてもらいました。日頃からお世話になっている方ですが、長嶋茂雄氏の思い出話を聴かせてくれました。
「私が大学生の頃、立教大学の長嶋茂雄は有名で、もう神宮のスター選手でした。私は法政大学だったので、当時、神宮球場に野球部の応援に駆り出されていました。当時は野球部の応援に行くと、体育の単位を与えてくれたのです。しかし神宮に行くと立教大学の強さに圧倒され、中でも長嶋茂雄と杉浦忠の両選手は輝きを放っていました。
当時からサード長嶋は華があり、杉浦の剛速球は無敵で、わが大学野球部は全く歯が立ちませんでした。あの頃の立教は最強チームだったのではないでしょうか。相手チームながら長嶋、杉浦の両スターは相手チームも応援させるほどの魅力がありました。
その後、長嶋茂雄は巨人軍に入団し、その輝きは明るさを増し、直ぐにミスタープロ野球として昭和の高度成長と相まって国民的スターになりました。私は立教時代の長嶋選手を知っているので、阪神ファンでしたが長嶋選手だけはチームに関係なく応援していました。
それほどのスター性がある選手でした。
プロ野球選手でチームに関係なくあれだけファンに愛された選手はいないと思います。長嶋選手が登場すると大学時代と同じように、とにかく明るくなるのです。あんな明るいプロ野球選手は見たことがありません。輝きを放つ選手っているものだと感心するばかりでした。
私にとって長嶋茂雄は同世代のシンボルであり誇りです。大学時代から巨人の現役時代まで見ているので言えるのですが、今後もミスターと呼ばれるプロ野球選手は長嶋選手だけだと思います。時代を象徴するスターでありプロ野球の隆盛を支えてくれた選手です」と話してくれました。
立教大学時代の長嶋茂雄氏を知っている人に会うとは思いもしませんでした。プロでも伝説のプレイヤーですが、大学時代の長嶋選手を知る人の話は感動モノでした。
私たちの世代が子どもの頃「四番サード長嶋、背番号3」は多くの男子の憧れでした。今はただ安らかにお眠りください。

和歌山県に宮崎知事が誕生しました。本日、午前9時30分、和歌山県庁に初登庁し、挨拶を聴かせてもらいました。その後、議員会館を訪れてくれたので話をする機会をいただきました。故岸本知事の後を受けて県政のリーダーとして活躍してくれることと思いますし、長い行政経験を生かして県土発展に向けた取り組みをしてくれると期待しています。
宮崎新知事も話していたように、最大の課題は働く場所、企業誘致をすべきことです。雇用が生まれ経済効果を生み出さない限り、和歌山県の将来を方向転換させる道はありません。現在の延長戦上に誇れる未来は見えていませんが、大型の企業、大きく言えば産業を誘致することで雇用と経済効果を現実のものに出来たら、明るい展望が開けます。しかも税収増で財政改善につながりますから、まさに新しい産業を誘致することこそ和歌山県の最大の課題です。
当選後直ぐになりますが、来週から県議会定例会が開会します。県政の課題と将来に向けた政策の質疑を交わすことになります。果たしてどんな考えと政策を発信できるのか、県政のあり方が問われることになります。
会期は6月10日から6月27日までの予定です。本日、初登庁時に新知事は県議会とは車の両輪と発言していますから、両輪として県政が回転できるような議論を交わしたいと考えています。

