昨日、市教育委員会に協力を依頼した「高校生ダンスコンテスト」の続きです。多くの場合、大会を開催した直後、または立ち上げ段階の実行委員がいる数年間は、大会開催までの企画や段取りなどのプロセスが分かっていて、その時の苦労も体験していますからストーリーとして語ることができます。
ところが数年が経過した後も大会が継続されていると思いますが、初期メンバーがいなくなっていた場合、大会は残りますがストーリーが消えている可能性があるのです。大事なことは発足するまでのストーリーですから、それが消えてしまうと形骸化する恐れがあるのです。
実行委員の方から「何かを成した時、ストーリーが最も大事なことなので、語り継がないといけません。ストーリーを語り継ぐことが真の意味で大会を継続することにつながります。他の大会の事例でも継続しているけれどストーリーが無くなっているケースが多いので、この『高校生ダンスコンテスト』を開催するまでのストーリーは語り継いで欲しいと思います」と話してくれました。
正にその通りです。大会でも商品でも、会社でも人との出会いでもストーリーが最も大事なことです。ストーリーがあり、それを語れることで良い大会になり、良い商品になり、良い会社になっていきます。ストーリーを語れることが、発足時の人がそこに込めた心を語ることになります。
実行委員会のメンバーは県内の高校に挨拶に出向き、出演の依頼をしているところですが、知名度のない第一回目としては予想以上のチームが参加してくれる予定になっています。いきなり高校を訪問すること自体が簡単なことではありませんし、出演してもらうためには説明力と熱意が必要となりますから、会えたとしても参加してもらうことが大変なことです。更に、将来に備えて中学校にも説明に出向き、高校を選択する際の参考にしてもらいたいと考えて行動していることは素晴らしいと思います。
これらの実行委員の行動はストーリーとして残すべきものです。記憶だけではなく行動を記録して留めて欲しいと思います。きっと、記録は後々の大会に関わる方々に役立つことになります。
今回、初めて開催する「高校生ダンスコンテスト」のストーリーを語れるようにしたいと考えています。
和歌山県経済再生のため、民間投資を呼び込むしくみをテーマに会議を行いました。東京、アジアの国から出席してくれた皆さんに感謝しています。
会議の席で「和歌山県は日本を代表するリゾート地であり、歴史と文化は奥深いこと。そして食事とフルーツのおいしさは日本一であること」の紹介をしてくれました。加えて「関西空港と熊野白浜リゾート空港の二か所が和歌山県への入り口となり、電車にしてもJRと南海があるので利便性が高いことも利点です。但し、和歌山県の課題はビジネスや観光で訪れた時、昼間の会議やレジャーを終えた後の時間、具体的には午後8時以降の時間を過ごせるエンターテインメントがないことです。百貨店やショップの閉店時間が早いので、訪れた人は行くところがなくそこに物足りなさがあります。この点を解消することが和歌山県の課題です」と話してくれました。課題解決のために必要なしくみを考えています。
「海草・向陽同窓会運営協議会」に出席しました。常任理事以上のメンバーが集まり、決算案と予算案、事業結果と事業計画、および創立110周年記念式典案の審議を行った結果、議案は全て承認されたので総会に諮ることになりました。
議案可決後の自由懇談で、同窓会を盛り上げるための活発な意見交換が図れました。
- 明日の令和会で講師を務めるので、配布用のレジュメを作成しました。それに伴い溜めていた資料を整理できました。
- 和歌山文化協会総会に出席しました。予算案や事業計画案など、全ての議案を可決して総会を終えました。
- 金融関係者から「和歌山県は事業者に融資するだけのネタがありません。県内事業者は公共事業頼みの部分が多いのですが、公共工事が少なくなっているので事業計画と資金計画を策定することができないのです。地元企業に貸し付けをしたいと思っても貸せる材料がないのです。民間投資を呼び込むことに期待しています」と話がありました。