活動報告・レポート
2025年5月12日(月)
台湾とのチャーター便
台湾とのチャーター便

令和6年度政務活動費をまとめたので清算を行い提出しました。この機会は一年間を振り返る機会になります。今回は訪台した時の議事録も添付したので、花蓮縣と台東縣での会議や帰国後も継続しているオンライン会議の議事も読み返しました。花蓮縣や台東縣とのチャーター便および定期便の就航について協議を行っていますから、何としても成果を出したいと考えています。一緒に訪台した立谷さんも独自で活動を継続してくれており東京での会議や、来月にでも訪台することを報告してもらっています。

また先週は、白浜町内で元航空会社社長を交えて国際線の就航の会議を行いました。経験を生かして私たちの取り組み方を示唆してもらっています。

この方からは「熊野白浜リゾート空港と台湾便は絶対にできると信じていますが、この後は進め方の問題です。国内航空会社の協力を求めていきますが、どの航空会社も余裕のある機材が少ないので収益の上がる路線を優先させています。白浜町、和歌山県の底力を発揮できるか、航空会社に見せることができるかが課題です。特に定期便となるとビジネス需要を作らなければ継続できませんから運航は難しくなります。新しく和歌山県と台湾とのビジネスを創り出す必要があります」ということです。

台湾とのチャーター便は「和歌山県・日本航空包括連携協定記念事業」として、熊野白浜リゾート空港を発着空港とする「台南・台北ツアー」が企画されています。日時は令和7年5月16日から20日までの行程でJALが運航します。

台北市とのチャーター便を飛ばした後は、花蓮縣との間で飛ばすことも可能だと思います。台湾東部とわが国との間の定期便はないと思いますから、和歌山県との間で新たなビジネスを創り出すことができれば、定期便の可能性はでてきます。昨年10月から継続しているチャーター便と定期便の就航を目指した取り組みの実現を模索しています。

また白浜町のアドベンチャーワールドにいるパンダは、令和7年6月末に中国に帰ることが決まっています。白浜町では「この機会にパンダに頼らないまちづくり」を目指すとしていますから、台湾とのビジネスを創り出すことも方策の一つになります。単にチャーター便を飛ばして行き来するだけではビジネスにならないので、これから先がスタートです。

台湾東部はフルーツと台湾茶の産地ですし海ブドウも品質が良いとされています。これらの産品を通じたビジネスも考えられます。今後とも花蓮縣と白浜町の関係者とも連携を図り、実現を目指していきます。

102歳の経営者語録

現在102歳になった経営者と懇談した議事録があります。この経営者との共通の友人に議事録を渡したところ感想を寄せてくれました。「議事録を読んでとても勉強になりました。私もこれまで、会長からたくさんの学びを得ています。その中の二つを紹介します」と伝えてくれました。

ひとつ。

・楽天が携帯のための電波塔を所有しているビルの屋上に設置させてくれと頼みに来ました。「毎月“不労所得”が入る」とホテルの総支配人は喜びましたが、私はこの依頼をきっぱり断ったんや。和歌山にも時折り強風が吹く。万一、そのアンテナが倒れて近隣に迷惑をかけたらお金で済まない問題になりかねない。先に不安のあることは初めから排除するのが賢い選択です。

ふたつ。

・のちに建造物を建設することになる土地を購入するための資金を銀行から借り入れようとした時、融資係が言った。「こんな多額のお金を借りて返済できますか?」と。融資係の目をじっと見つめて私は言いました。「返す自信の無いお金を借りに来ませんよ」。銀行の態度は一変した。「ご融資致しましょう」。

二つのエピソードを伝えてくれましたが、どちらも会長らしいものです。会長はいつも、人様に迷惑をかけないこと。これはやるべきだと思ったときはやり抜くことを話してくれていますが、その真骨頂となるエピソードです。これも語録に付け加えたいと思います。